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【インスタントでも】僕がデリヘルドライバーだった話⑥【手作り】
こちらの記事の続きになります。
ユキさんが作ってくれた献立は、
冷凍ご飯
インスタント味噌汁
卵焼き
シャウエッセン
だった。
かなり質素ではあるが仕方ない、仕事終わりだし
朝5時だしお腹のすいた若者がいるんだ。
ドライバーを始めてここ何ヶ月コンビニや外食で済まして居た分
インスタントの味噌汁が染みた。
卵焼きも美味くは無いけどしみる味。
何より冷凍ご飯の味が逆にうまかった笑
満腹になった僕は寝てしまった。
ユキさんは店長にLINEを入れてくれていた。
ご飯食べさせたら寝ちゃったの一言と
居間で寝ている僕の写真を添えて
ユキさんは追撃LINEで
今日本当は休みだったけど朝こた君の車乗って出勤するから
営業始まるまで寝かせてあげてー
ほんとに昼まで寝た笑
次の日僕は何故か店長に感謝された
デリヘルは店舗型と違って弾数が多いほど利益が出るのだ
店長から一言
店長『こた君ほんとありがとうユキちゃん週6勤務になるように取り入って』
こた『はい!!』
合法的にユキさんに近づいてこいの合図だった。
ユキさんが好きだと言うより、あの3人から距離を置けるのが僕には嬉しかった。
事務所に戻ると
3人から質問攻めにあった
やったの!?
こた『結論から言うと答えはNOだ』
リオ『えっじゃあやっては居ないけどキスしたとか?』
こた『それより凄いことしたよ笑』
なお『何したのさ』
こた『手料理食った』
りょう『えっ?!』
ユキ『手料理って程じゃないよ笑 ほとんどインスタントだし笑。どこもご飯屋さんやってなかったから仕方なく作ったの』
リオ『なーんだたいしたことしてないじゃーん』
なお『ふーん。外で食べたら良かったしょマックとかやってんだし』
りょう『、、、、』
りょうが1番ショックを受けていた。
次の日から僕の食事は全てりょうが作るようになった。
こた『めっちゃうまーい、りょう絶対いいお嫁さんになるねー』
要らない一言だった
次の日から僕の取り合いというか
りょう、なお、リオの3人でキッチンの取り合いが始まっていた、、、、