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2023/08/13

誰の言うことも聞かないで好きに生きてきた。
私はかなりふくよかだけれど、それはそれでいいんじゃないかと思ってたし。
仕事も楽しくて充実していたら続くけれど飽きてきたり合わなかったりしたらホイホイ辞めたし。
数年前に病院で不妊の話をされた時も別に子どももそんなに頑張ってまで作らなくてもいいかと思ってたし。
不安定な恋人と過ごしていても楽しいから別に結婚もしなくてもいいかと思っていた。
納得した気でいた、本当に心の底から。

本当に、私は私のことが気に入っていたし、滅多に否定されることなく生きてきた。
でも、私にはないものを、私には手に入れられないかもしれないものを目の前にすると、羨ましく思ってしまった。
別に私は私で楽しくやっていたのに、足りないことに気づいて勝手に辛くなって、布団に入ってからしばらく涙が止まらなくなってしまった。

足りないものを欲しくなるのはいつになったら止められるんだろう。
何とも比べず自分が足りていると思える日はいつ来るんだろう。
友人たちの幸せを心から喜べる日はいつ来るんだろう。
誰かのせいにしないでちゃんと背負うことができる日は来るのだろうか。

色々な場所で様々な愚痴を言う人を見てきて、そんなこと言わずに素直に祝ってあげればいいのにと思うのに、気づいたら自分もどこかで僻んでしまう。

もう少し素直になって、「私も欲しいな」「大変だろうけど私は羨ましいと思うよ」って伝えられたら良かったのかな。
私には無いものを持っている私の大好きな友達と、もう少し素直に向き合いたい。
誰も悪くない、自分が受け止めきれていないだけなんだから。

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