本のこと
感想
忠実な武将だったマクベスが、魔女の言葉に唆されて王を殺して王位を奪うも、最後には全てを失って殺されてしまう。
一言で言えばそんな物語。
魔女の話を聞いた時にマクベスは「そんなバカなことがあるか」と言いながらも、満更でもない感じでした。元々心の中にそんな野心があって、「じゃあその予言に乗っかるか」みたいな感覚もあったのではないかなと思います。
野心は必要かもしれないけれど、人としての仁義は捨ててはいけません。
それを持たないなら、人ではなく獣や悪魔と変わらないのかもしれないな、と思います。
約400年前の物語を今でも数百円で読むことができるというのは、やはり本は素晴らしいなと感じて読みました。