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私、オペラが苦手なんですが…

オペラが分からないと、クラシック音楽を理解したことにはならない」

と白髪のクラシック音楽通の方に言われたことがあります。

それは本当なんでしょうか?クラシック音楽を愛しておられるnoteのライターさんに是非お尋ねしたいのです。

私は歌曲が基本的に苦手です。CDもほとんど持ってません。好きな曲もありますが、が入っていても、それも「楽器の音色」の一つとして受け止めていて、声質も歌詞の内容も全く気にしません。そもそもイタリア語やラテン語ですので何を言っているのか分かりません。歌詞カードを見ることもチラ見する程度です。

モーツァルトは確かに大好きなのですが、「フィガロの結婚」「魔笛」好きで聴けても、「ドン・ジョバンニ」は一度聴いただけでCDは眠っています。他のオペラは序曲くらいしか聴きません。名曲なのになぜ?理由が自分でも全く分からないのです。好きか嫌いか、そういう二元論の世界なんでしょうか?

ワーグナープッチーニオペラを聴かないと、クラシック音楽を聴いたことにはならないのでしょうか?

私はクラシック音楽もポップスアニソンと同じように、フレーズやハーモニーを楽しんでいるだけで、「言葉」があっても、私にとっては楽器が奏でている音符と同じような感覚でしかありません。言葉もまたフレーズやハーモニーと同化していて、でなく「響き」として受け入れています。

こういう聴き方をしているから、私はクラシック音楽をいつまでも理解出来ないでいるのだと思います。理解しないとクラシック音楽を楽しんだことにはならないのか?40年以上前からの私の悩みなんですね。

底冷えのするこの夜。なんだか私にとって冷たい想いが胸を過ります。

                              おしまい



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