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ポップスを聴いている人でもライトな感覚で聴けるようなピアノ・ソナタを作ってみました…


私の楽曲制作の目的の一つに、「ポップスでやっていることをクラシック音楽でやってみる」というものがあります。ポップスは基本的に愛や恋を歌うセレナーデが多いですね。歌詞とメロディーでグッと聴く人の心を引き寄せます。クラシック音楽はもちろん歌の入っている物もありますが、歌の無い音楽だけの作品でも、人間の感情の機微を表現しているものがたくさんあります。私は歌詞が書けないので、クラシック音楽のそうした特長を使って、音符だけで人間の感情を表現しようと試みています。果たして皆さんに私のいろんな感情が伝わるでしょうか?

今回音楽家と合作したのは、ライトな感覚で楽しめるピアノソナタです。手掛けたのはジャズやポップスを得意とする音楽家なので、クラシック音楽以外の様々な音楽から、色んな要素を入れ込んで作曲してもらいました。ピアノソナタというと、固いイメージがあるかもしれませんが、現代にわざわざ作るのですから、クラシック音楽に馴染みのない方でも気軽に楽しめる作品になると良いなあという私の気持ちを込めて作曲してもらいました。果たして皆さんにはどんな風に響くのでしょうか?

ピアノソナタ第1番 ヘ長調

第一楽章 Allegro ヘ長調 4/4拍子 ソナタ形式

第二楽章 Andante cantabile ハ長調 4/4拍子 ”Serenade”

第三楽章 Menuet 変ロ長調 3/4拍子

第四楽章 Rondo ヘ長調 6/8拍子


                   作曲:Moosan&Sosuke Okumura
                       (作曲年:2023~2024)


第一楽章は私の特長であるモーツァルト的な雰囲気のある楽章です。私の作った二つのテーマをソナタ形式を使って表現しています。第二楽章は恋心を歌うセレナーデです。第三楽章はメヌエットでゆったりとした踊りの音楽です。最終楽章も踊りの音楽ですが、こちらは三楽章と違ってアップテンポで楽しい音楽です。思わず踊りたくなるクセになりそうな旋律が特長です。

この作品における音楽家の仕事を思いますに、クラシック音楽の範疇に留まらない自由で意欲的な筆運びだと思っています。

                               つづく

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