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映画感想:海鳴りのとき

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映画感想:海鳴りのとき

※津波を浮かべるシーンがございます。

今回は海鳴りのときへの感想になります。
久しぶりの短編映画の感想となります。

30分という短い映画ですが、
しっかりとした一本の作品になっておりました。
非常に映像としても、
物語としても厚みを感じる一本でいした。

(ポイント)
1.学生による自主映画作品
2.見応えのある映像
3.視点の縮小化

1.学生による自主映画作品

本作品ですが、
数年前に制作された作品で、
自主映画作品でございます。
全体で30分となっており
非常に見やすい作品でした。
また、この作品を作られた方は
大学に在籍中に制作されたそうで、
学生でもここまで作れるんだと
関心しました。

2.見応えのある映像

当然、怪獣映画ですので、
本作には特殊効果が必要となります。
ですが、本作品では、
火器類を全く使用せず、
映像を表現したそうです。
これ、地味にすごいなあと
思ってしまいます。
昔、紹介をしました庵野監督が、
制作にかかわったウルトラマンにおいても
火は使用しており、
こういった映画では避けられないが
ゆえに苦労する部分なんだと思います。
それをまったく火を使わず再現するとは。
当然、CGで火を表現したと思いますが、
ここまで表現できるのは素晴らしいと
思います。

3.視点の縮小化

ここで記載しました視点の縮小化ですが、
怪獣映画としてゴジラシリーズのように
多くのお偉いさんがでたり、
関係者でたりと多くの人を登場させるというのが、
定番でその映像を撮りたくなります。
しかし、んなことしていたら
お金がいくらあっても足りない。
だからこそ、登場人物を少人数にし、
少人数の世界観で物語をすすめる。
いわば、クローバーフィールドや
スピルバーグ版宇宙戦争の
ストーリー展開に近い形式なんだと思います。
そうすることでストーリーを
物語をしっかり描くことができるし、
これに登場する怪獣は、
映像以上の情報がなく、
実に不気味でよいなと思いました。
なんでもかんでも
設定を説明するのは面白くないですし。
この形式が広がってもいいかな。

以上、海鳴りのときの紹介でした。

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