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映画感想:劇映画 孤独のグルメ

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映画感想:劇映画 孤独のグルメ

今回は映画「孤独のグルメ」を
鑑賞してまいりました。

総評として孤独のグルメの映画でした。
テレビのベースを守りつつ、
映画としての成立させた素敵な作品だと思います。
本作品の感想ポイントとして、
色々ありますが3点に
絞り語りたいと思います。

(ポイント)
1.ドラマをベースに映画サイズに拡張
2.軸の通ったストーリー
3.素敵なエンドロール

1.ドラマをベースに映画サイズに拡張

孤独のグルメといえば、
短い時間のドラマで五郎さんが
黙々と食事をするのが受けている部分だったわけですが、
映画として時間を拡張するとして、
すべての時間、五郎さんがずっと食事をするという訳にはいかないので、そこで挿入されていたのが風景のショット。
パリであったり、五島列島であったり、韓国であったり。
シーン毎に挿入される風景が、
非常に魅力的に映像がスクリーンに映し出されて、
それが食事とはまた違った美しさがございました。
それは、通常のドラマではなかなか難しい構成なので、
映画ならではかなと思いました。

2.軸の通ったストーリー

先ほども触れましたが、
孤独のグルメは時間の短いドラマ。
それを映画として成立させるために、
最高のスープを求めて旅をするという軸をつくり、
旅先で食事をするといういつもの孤独のグルメを
ゆるく展開する。これによりドラマの形式も維持される。
大切なのはゆるく繋がるといったポイントで、
映画として派手に使用とストーリー展開を
無理してしまうと孤独のグルメが持つ、
良きゆるさといったものがどこかへ行ってしまいます。
その塩梅が非常によかった。
個人的に一番好きだったのは、
韓国の入国管理官の前で食事をするシーンは、
じわじわと擽られる感じで面白かったです。

3.素敵なエンドロール

ドラマ版の孤独のグルメといえば、
五郎さんがお腹すいた時のショットだったりと
食べてるときのモノローグだとか色々ありますが、
個人的にそのうちの一つとして思うのが、
食べ終わった後にお店を歩いていく五郎さんの背中姿。
これも孤独のグルメだと思うのですが、
エンドロールがまさに画面構成になっており、
個人的にあのシーンが、孤独のグルメでありながら、
胸の内にジーンとくるものがありました。
その場面が、凄く素敵。
見終わるまで席を立ちたくなかったですね。

改めて非常に映画としても、孤独のグルメとしても
面白かった映画でございました。
今後も令和の寅さんとして作品をずっと作ってほあしいな。

以上、劇映画 孤独のグルメの感想でした。

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