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『手帳』のお役目

本日は『十五夜満月』です。
和暦「八月十五日」。
海は「大潮」。
季節では「夏の終わりの、水が大きく動く日」です。

「8」は「世界との循環」。
「満月」は「結果」。
今日は「夏の終わりの、世界との循環の結果が、大きく形となり現れる日」と言えます。

世界と言っても、「自分と世界」の「世界」です。
自分の目に映るものは全て「世界」です。
「今、自分が見ているもの」と捉えれば問題ありません。

そんな「世界」は、今どのように見えていますか??
今日はぜひ、自分の世界を覗いてみてください。

私はこの「十五夜」のタイミングで、今まで自分で手作りしてきた「毎年の手帳」について振り返ってみることにしました。


自作手帳のきっかけ

私はここ数年、自分で毎年の手帳を自作しています。
確認したら2019年版から自作していたので、今年で6年。
2025年版を自作すると、7年目になります。

私が自作するようになったきっかけは、占星術を学び始めたことです。
占星術は、天体の動きを円でみながら「太陽がこの場所にいるから〇〇座の季節」というように見ていく世界観です。
「今、太陽は〇〇座だな。」「今日から星座が□□座になるな。」なんてことを思いながらホロスコープを見て生活していくわけです。
ところが困った事が起きました。
これが原因といいますか、学べば学ぶほどカレンダーに違和感を感じるようになってしまったのです。
実際のカレンダーの仕切りと、自分の気分とが、合わなくなってしまいました。

「なぜ、ここが、1月1日なのか・・・。」
「なぜ、この日が、お盆なのか・・・。」
星のリズムに同調して生きていきたい気分の私にとって、カレンダーの仕切りには、見にくさまで感じるようになっていきました。

だがしかし
世の中は「西暦」で動いています。
世に出ている手帳は、当たり前のように「西暦のリズム」をこれでもかと印字してあります。

文房具好きな私にとって、それまでは手帳選びは楽しいものでしたが、だんだん無意味なものになっていきました。
だめだ・・これじゃだめだ・・・。
拭えない違和感・・・。

そんな頃に本屋で見かけたのが『バレットジャーナル』という言葉でした。
中身をチラリと覗くと「年間ページ・月間ページ・毎日のタスク管理のページ」全てを自分で記入しているではないですか!!
枠決めや、数字や、曜日も、すべて自分で記入しているのです!!
おおっ!!これだ!
全部自分で書いている人もいるじゃないか!
私も全部自分で書こう!!
そうだ♡全部自分で手作りすればいいんんだ♡
っと、私の自作手帳の旅が始まったのであります。


自作手帳のスタイル

24コの月間ページ

カレンダーから感じる違和感。
最もクラクラするのは「月間ページ」
これをなんとかする必要がありました。
でも解決策はすぐ見つかりました。
日本は、なんでも取り入れてある国です。
日本は、なんでも持っているんです。d( ̄  ̄)
「二十四節気」がありました。

「二十四節気」は1年間を24コに分けているもので、実は「西洋占星術」の分け方と同じものです。
どちらも太陽の位置を基準に分けられています。
「西洋占星術」は1年間を12コに分けているものなので、平均30日刻み。
(365÷12=30 あまり5)
「24節気」は、平均15日刻みです。
(365÷24=15 あまり5)

「24節気」の方がより細かく分類しています。
昔から、農業に携わっている方々には馴染みある分け方だそうです。
確かに自然界は、2週間で景色が変わります。
自然界の変化を、人間が感じ取り区分けできるリズムが、約15日間のリズムである、とも言えるでしょう。

私もこの頃から、庭や畑の自然界の動きに翻弄されて生きていたので、1ヶ月がより細かく分類できるのは、願ったり叶ったりでした。
おおっこれだ!!
ここで私の月間ページは、24分割に決まりました。
_φ( ̄ー ̄ )


24コマの年間ページ

月間ページが決まれば、他のページは難しくありません。
次は「年間ページ」です。
年間を見渡すページを、12コマではなく24コマにすれば良いわけです。
ひとマスが狭くなりますが、日数も短くなるので、なんの問題もないさ!!
ここで年間ページも完成。


15日毎のタスク管理のページ

最後は「毎日のタスク管理のページ」
『バレットジャーナル』の基本スタイルでは。。。
『毎日その日の「やらなければならないこと・やりたいと思っていること」を箇条書きにし、あらためて見直すことで「本当にやる必要があるのか・やること自体をやめていくのか」を確認していく。』
というものです。

ただこの時の私の場合、
毎日毎日タスクタスクという日々を送っていたわけではないので、タスクを毎日羅列する必要性はあまりなかったのです。
というか、自然界の動きに翻弄されていたので
(今もされてるけど(・∀・))
各節気がどういう季節なのかを細かく体感することの方が重要だったのです。
どの節気に何の花が咲いて
どの節気に梅雨が始まって
どの節気に草刈りが必要不可欠で
どの節気が一番忙しいのか(←これさえ解ってなかった私)

その為、24コマに分けた「24節気の中の一期間毎のタスク」を管理するスタイルに決めました。
「約15日間の中で〇〇・△△・□□を行う」というスタイルです。

結果「ほぼ15日毎に日付を書き出したページ」を管理するスタイルになりました。
こんな感じ↓(イメージ図)

実物には、ここに惑星の動きとか、月の満ち欠けとか、やったことメモなど、なんでもこの見開きページに書いていたので、もっとみっちみちに書いてます。

はじめは日付を横に書いて、1枚で3節気分を見渡せるように書いていたこともあります。
が、だんだん書きたいことが増えていって、マスが足りなくなり、
1節気(約15日)で見開きページを使うスタイルに変え、空白ができてスッキリしたと思ったらまた書きたいことが増え、天気や、星のことメモや、やったことメモなども増え、、、と、
色々変容はありますが、一番長く続いているスタイルがこれになります。


自作カレンダーのポイント

手書きで書いてみての第一の感想は、「◯月」という欄は、現代の日常生活の中では、このようにページがまたがって書かれていてもさほど気にならないということがわかりました。
これは、どんな仕事をしているかによるのかもしれませんが、毎日、目の前のことを進めていく際には、重要項目ではないようです。
ただ「曜日と祝日」は重要です。
自作手帳を、日々のタスクを管理をするものとして仕上げたい場合は、この「曜日・祝日」の記載はマストです。
私たちの今の世界は、曜日で動き、曜日で生きていることがわかります。

私の場合は細分化は15日毎までにし、これ以上分けないスタイルにしましたが、曜日に合わせて生活されている方には、15日単位だと一コマとして大きいと感じてしまうかもしれません。
その場合は、これとは別に「曜日のページ」を作られるか、「毎日1ページスタイル」も追加されるのが良いかと思います。
私の場合は「毎日1ページスタイル」に近いものも使っています。
1日5行の日もあれば、1日5ページの日もあります。
書いたり書かなかったりと、自由に書くページになってしまっているので、どこに何を書いたかが散らかり易いのが難点とはなっています。

『バレットジャーナル』の基本スタイルは、『全ての情報を一冊にまとめて書いていく』というものだったので、それを真似てやっていたのですが、なんでもかんでも1冊にしていくというのは、多少無理があるなぁ〜と感じています。

この難点は自作手帳を始めた当初からの課題でありまして、たぶんバレットジャーナルやったことある人は、みんな感じる課題だと思います。
私もここに毎年試行錯誤しており、今年もそれを改善していこうと、この夏の暑すぎる期間に、毎年恒例の「ひとり手帳会議」を始めたのです。


手帳に求めるもの

よくよく考えれば、「どこに何を書いたのか、後でわからなくなる問題」というのは、手帳を自作しているから生まれる問題ではなく、一般的に販売されている手帳を使っていても感じてしまう悩みなのではないか?とも思うのです。
ただ、通常販売されている手帳の場合、ある程度の枠組みが印字されているので、どこに何を書いたか解らなくなるほどの自由なページレイアウトにはなっていない為、書けなくなったら終了するしかないようにできています。
逆に自作手帳の場合は制限がないので、書けなくなるということが基本ありません。(ノートの紙が無くなる時だけ)
その為、決まったレイアウトを自作しておかないと、後で見つけ辛いということになる訳ですね。

ところで、このAI全盛期の昨今で、そもそもなんの為に手帳を書くのか?
手帳に書きたいことってなんだろう?
紙に書きたいことってなんだろう?
パソコンや携帯に入力することとの違いは?
今年は、そんなことを深掘りしてみたのです。

私たちの身の回りには、結構な昔からずっと紙が身近にあった訳ですが、
いったい紙に何を書いてきたのだろうか??
紙に何を求めているのだろうか??
そんなことを考えてみました。

結果を書き綴ってみると。。。

1.〈メモ系〉
・ふと思ったことを忘れないように書いておく。
2.〈書き初め系〉
・やりたいことを宣言する。
3.〈業務管理系〉
・やらなければならないことを把握する。
4.〈勉強系〉
・学んだことを記録する。
5.〈感想文系〉
・本や映画や会った人から受けた感想を記録する。
6.〈日誌系〉
・その日あったこと、その日ならではの事を記録する。
7.〈日記系〉
・その時の、頭の中の考えやきもち・思いを書き出し把握する。


っと、こんな感じになりました。
が、まだありそうですか??

上に挙げた〈1〜7の系統〉を見るだけでも感じることは、あまりにも内容が多種多様であるということです。
紙に書くという動作は同じでも、内容が全く違いますよね。

でも確かにどこかで、この全てを一つのノートで管理したい欲があるように思います。
だから、なんでも書いておきたい!
すぐ見えるところに書いておきたい!!
手元に置いておきたい!!!
っと、なるわけですねー。

私たちが昔から、生活の中で紙に書いて過ごしてきているものたち。
この多種多様なものたちを、集約して見渡したい!という希望があり、それを手帳に期待している。
そして、集約できるポジションに一番近い場所にいる紙が、手帳であるということなのではないでしょうか?

さあ、手帳のお役目はかなりの重要ポジションだということがわかりました!!
こんなに重要なことがわかってきたところですが、
文がかなり長いこともわかってきました。。。( ̄∇ ̄)

しかも夜も老けてきたので、一度ここで締めたいと思います。

続きも書くよ!!

それでは【十五夜🌕】お楽しみくださいませ♡
またね〜🌕


↓後日の続き

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