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今夜何食べたい?のイシュー

「今夜何食べたい?」
この質問に即座に答えられる人は、相当コミュニケーション能力が高いか、全く動じることなく我を通せるかのどちらかです。
希望を聞いているようでそうではない質問者と、時には思いつくものがなくても答えなければならない回答者が対峙している場面なのです。

「今夜何食べたい?」
この質問の真意は家庭によって異なります。
回答者から見たイシューが異なるのです。
回答の優先度は3Cに近しい観点で捉えることができます。
自社=自分自身の素直に食べたいものを答える場合です。
顧客=質問者の意図を優先すべき場合で、作るのが面倒なのか、考えるのが面倒なのか、本当に要望を聞きたいのか、これは関係性の中でしか判断できません。
競合=実行を阻む前提条件や外的要因で、家にある材料が限られていたり、雨で買い物に行かずに済ませたいなど想定すべき条件です。
イベントごとであれば競合を無視して自社の意思を伝えるかもしれませんが、日常的なものであれば競合、顧客、自社の順に配慮しなければなりません。

「悪天候で買い出しを避けたい妻に対して求める、冷蔵庫の食材のみで作れる、2週間程度の期間でまだ選択していない料理のメニューとは?」
一言の質問を詳しく分解するとこんなイシューになってくるのです。
日常にはイシューが溢れています。
そして考える為の便利なツールに3Cがあります。
自分、相手、阻害要因、そんな観点で見てみると日常がマーケティングに変わるかもしれません。

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