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問題と課題

問題と課題の違いを意識したことはありますか?
マネジメントをするようになると現場からの問題提起が山のように出てきます。
うんざりすることも少なくありません。
このうんざりは自分の許容量によるものなのかと思い悩むこともありますが、実はそうではありません。

問題と課題の違いは定義されています。
理想と現実のギャップを問題として絶対し、そのギャップを埋める為の取り組みを課題と言います。
問題提起にうんざりするのは、理想と現実とのギャップという事実を突きつけられても、提起してきた相手が何をまとめているのか分からないからです。
事実を突きつけることと正論で問い詰めることには大きな差がありません。
だからなんなのか?になるのです。

理想と現実のギャップを埋めるための取り組みを行う上での相談であれば対応は簡単です。
役職が上がるほど動かせるリソースが大きくなるからです。
知識や経験も当然増えますから対処の方法はいくつも出てくることでしょう。

困ったことがある時、相談の仕方は重要です。
「こんな問題があります!」
解決できません。
「こんな問題があるのですが、どうしたらいいですか?」
まずは考えましょう。丸投げではいけません。
「こんな問題があるのでこういう取り組みをしたいのですが、実行前の課題があるので意見をください」
対処は簡単です。

問題は曖昧で、課題は解決に向けた方向付けができています。
少しでも解決に向けた課題提起ができるようにしましょう。

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