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巡礼の年/Fashionable Empire 観劇記録
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こんばんは。またしばらく日にちが空いてしまいましたが、ありがたいことにその後も観劇の数は増えてるので数をこなせばなりません。
そんなわけで今日は花組公演についてです。実はこれが初めての花組大劇場公演でした。友人からのお誘いで初めてSS5列目を体験しました。オペラがいらないけども挙動不審になってミラーボールを見つめました。あと中詰で帆純さんと5秒くらい見つめ合いました。それ以来気になる生徒さんが増えました。
内容についてはヅカでは割とメジャーな音楽家のお芝居。私は10年ちょっとピアノを習ってたので好きな音楽家が何人かいるわけで、その中でもリストとショパンは特に好きでした。リストはあまりにも難しくて弾けたことはないけどもショパンはわがまま言ってレッスンしてもらいました。そんな2人が宝塚の舞台の真ん中になるなんて見るしかないなと情報が出ただけで感じました。そこに好きな歴史上の女性であるジョルジュ・サンドも出るとのことで!そして飛龍さんと音さんの退団公演でもあるのでしっかりと見なきゃと思いました。
内容はと言うと、どちらかと言うと悪い方の生田くん…。題材は良いのに終盤にマリーと会うところは雪組のfffのロシアの場面かと思いました。ポスターに出てくる4人は互いにいろんな関係性あるからいくらでも掘り下げようはあるのにリストとショパン、ショパンとサンドがどっちつかずになってしまってる感じでした。私が好きなエピソードは「私の大好きなサンドを取りやがって!ショパン許さない!」ってなるマリーだったり、マリーとリストの子供がその後ワーグナーと結婚することとかネタならたくさんあるのになあ。でもエリザベートでいうところのすれ違いの象徴、「夜のボート」みたいなところから仲直りできるのか!という境地に至れたのは良い。あと飛龍さんと音さんの歌をお芝居でも満喫できたのは良かったです。
そしてショーです。これが初めての稲葉くんショー。稲葉くんと言うことは絶対に衣装は河底先生。私は河底先生のお衣装と好みがバチボコに合わないのに「何がFashionableやねん!」と思いましたが、幕開きの𝙀𝙢𝙥𝙞𝙧𝙚フードの衝撃でこの感情は間違ってなかったことがわかりました。5列目で見てたのに気づかなかったSea Towakiコレクションとか謎のローマ風呂入浴エンドとか、比較的落ち着いてた中詰とフィナーレの衣装とか、納得いかないデュエダンの衣装とか…。枚挙に暇はないのですが、Fire Fever!からの稲葉先生の若手ダンス場面は大好きです。Future本当に輝いてた。今回の気になる下級生枠は侑輝大弥くんと希波らいとくん。本当に輝いてたよ…
友人の大好きな音さんの退団公演で、とても信じたくなかったですが、今現在出演情報を出して次のステージに進まれる姿を見ると応援するしかないですよね。これがファンの定め。
東宝ではなかなか公演ができなくて実は私も初めて友の会で当てたチケットが流れたのですが、千秋楽を見られてよかったです。