書くこと秋めくこと
書きたくて書きたくて仕方がないくせに、書くことは業が深いことだと思っていて、誰にどう届くのか、周りにどんな影響があるかをぐるぐる考えてしまうせいで、ぶわーっと書いたものを人知れず墓地送りにしてしまうことがよく、ある。書き溜めた小説や詩や短歌、ボツにしたコピーやステートメント、誰かに見てほしい気もするし、大切に私のなかだけに留めておきたい気もするし、で、気づけば容量を圧迫して、慌てふためいたりする。風通しをよくするには一度全部吐き出すことが必要だと思い出し、ふかく、息を吐く。吸