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unity1weekのゲームで初めて声優さんに声のお仕事を依頼した話

 2020年12月31日に公開した『星創りタイムリミットアクションゲーム』
『シムアクト』。

 このゲームはunity1weekと呼ばれる「ゲームエンジンunityを使って、1週間でゲームを作るイベント」のために制作しました。今回の記事は『シムアクト』の制作で初めて声優さんに声のお仕事を依頼したお話になります。

 まずは、ゲームの紹介です。↓ゲームはこちらからプレイできます。

 それでは、本題に入ります。

1.声のお仕事を依頼しようと思った経緯

 『シムアクト』は与えられた時間で、星に家を建てたり、草を植えたり、猫や牛を放ったりして、星を豊かにしていくゲームです。

 そして、このゲーム。家を建てる時や、草を植える時、さらには猫や牛を放つ時、「いえ!」と言ったり「くさ!」と言ったり「ねこ!」と言ったり「うし!」と言ったりするのです。

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<↑星創りの天使リリィが「うし!」と言いながら「牛」を放つ図>

 このアイデアは企画初期から考えており、ゲーム完成にはどうしても声が必要と考えておりました。これが「ピュン!」みたいなショット音だったら面白くないと思うのですよね。

 そう思う理由は下記のとおりです。

1.『星創りタイムリミットアクションゲーム』を作りたい
 ↓
2.『星創り』なのでモチーフは天使にしたい
 ↓
3.天使は創造物を創る時に無言で創造物を作るのか? 「ピュン!」みたいな発射音だけ出せばいいのか? ⇒ 僕はそうは思わなかったため

 ゲーム作りって、まずはゲームを作りたい目的、コンセプト、コアのような絶対ぶれてはいけないものが中心にあり、そこからモチーフを考え、モチーフが自然におさまる世界やシステムを構築していくものと考えています。それが創作時、迷走しにくい作り方だと思います(※注1

 今回は天使をモチーフに選んだので、声を発する必要があると感じたのでした。

注釈
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 (※注1 制作時にはそこまで論理立てて考えてないです。自分の感覚的に「ピュン!」だとおかしいな、と先に思うのです。そう思う理由を考えてみると上記のような思考を得て結論を導いていたんだな、と後から思うのです。

2.お題発表当日の話

 ところでunity1weekには「お題」があります。今回は12月21日(月) 00:00にお題が発表され、2020年12月27日(日) 20:00が「お題に沿ったゲーム投稿」の締め切りとなります。

 今回のお題は「あける」でした。

 ひらがなの「あける」。面白いお題が出たな、と思いました。

 そして、このunity1weekはunity初心者の方でも気軽に参加できる、ゆるふわイベントですので、「お題」発表の前からゲームを制作する「フライング」、締め切り後に投稿する「遅刻」両方とも一応認められています。

 今回実は僕は「フライング」してました。12月19~20日くらいに

・『星創りタイムアタックアクションゲーム』を作りたい
・モチーフは天使にしたい
・天使の声を声優さんに依頼したい

といったところまで考えており、神様と天使の3Dモデル素材はすでに見つけている状態でした。一方で、プログラム的なところは大部分が未検討といった状態でした。

 そんな状態でしたので、21日00:00にお題が発表された時、「あける」をどうゲームに組み込むかを考えることのみに集中していました。

 結果、21日1:00くらいに「夜が明ける」という要素を組み込もう、ということを決め、2:00前までにテロップを頭の中で構築、2:00くらいにSKIMAという「イラストを個人に有料で依頼するサービス(※注1」に依頼を載せ、同時にツイッターへ募集を載せました。

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<↑SKIMAでの依頼内容>

<↑ツイッターでの依頼内容>

 これが当日2時間後までの動きです。

 これを見て「危ないな」と思う方はいるかもしれません。なぜなら、この時点で台本がなく、プロットも頭の中で思い描いている不確かなものであるからです。

 ただ、僕は下記の業務を毎週行っていた時期がありました。

◆ゲームのキャラにモーションを付け、セリフをしゃべらせる業務
1.制作するシナリオの要望を把握(1日)
2.シナリオのプロットを作成&発注書を作成し発注(1日)
3.シナリオを作成(1日)
4.作成したシナリオと出来上がった素材をスクリプトへ組み込み調整(2日)
 計5営業日

 僕の専門はプログラミングではなく、企画、ディレクションであるため、このような業務の方が(たぶん)若干微妙にできる気がします(おそらく)。ですので、業務を行っていた経験から「1週間か。問題ないな」と思っていましたし、実際シナリオ作成、台本作成、声の納品確認まで問題ありませんでした(※注2

注釈
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(※注1 「イラストを個人に有料で依頼するサービス」のSKIMAですが、そんなSKIMAにも「ナレーション・読み上げ・ゲームCV」の依頼コーナーがあります。ただ利用している方はとても少ないです。たとえるなら、カレーハウスcoco〇番屋で、サラダのみを注文するような感じです(よくわからないたとえですが……)。依頼サイトはSKIMAしか使用していなかったため、SKIMAを使用しましたが、応募する声優さんにアカウント作成などの負担を強いてしまったのは反省点です。ネット声優さんへの依頼は直接交渉か、ココナラというサイトを利用するのが良いかもしれません。

(※注2 ここが僕のへっぽこ具合なのですが、「シナリオ作成? 台本作成? ふむ。1週間あれば問題なかろう」「ゲーム作成? ふむ。ちとはみ出るかもしれんが1週間あれば問題なかろう」などと考えておりました。
「シナリオとゲーム制作の工数足せよ。2週間以上の作業量じゃないか」と自分にツッコミを入れた大みそかの朝だったのでした……

3.依頼料の話

 さて、声優さんに声のお仕事を依頼する時、相場はどのくらいになるのでしょうか? またどのくらい前から依頼するべきでしょうか?

 有名声優さんであれば何カ月も前からスケジュールを抑えておく必要があるでしょう。お値段はお高いのでしょう。もともと単価が高い上にスタジオ収録だからね! 声優さんの他にも人件費はかかるよっ。

 では、ネット声優さんは?(※注1

 ある程度事前に調べていました。スケジュールは最低納品2~3週間前から相談した方が良いでしょう。依頼料は文字数×〇円の計算が多いです。無償、文字数×1円、文字数×3円、文字数×5円など(漢字は1文字で計算)。台本はある状態が前提で。

 僕は500文字以内の台本を考えていたので、2500円くらい出せば引き受けてくれる人もいそうですね。

 ところがどっこい、僕はそうは思いませんでした。

 今回僕が設定した依頼料は15000~20000円です(※注2

 なぜなのか?

理由その1 納品日が短いため
 unity1weekの期間はとても短いです。おまけに今回SKIMAで募集したので募集期限も設けていました。12月23日16:00に募集締め切り。つまり、その後12月27日16:00くらいまで(20:00だと間に合わない)に台本を読み、演技について打ち合わせをし、収録を行い、ファイルを作成する、ということをしなければなりません。これはとんでもない負担とプレッシャーですよね。

・理由その2 台本がまだないため
 リクエストの内容の下記の一文に注目です。

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<【↑の記載内容】台本は早ければ12/24午前中、遅くとも12/25午前中までには提出いたします。>

 怖い話ですね。台本まだないんですって! 25日の午前中までかかる可能性も示しています。つまり、収録を行う日は実質25日午後~27日16:00までのどこかです。この話は真夏の怪談より怖い話かもしれません。

理由その3 500字の割にはファイル数が多いため
 納品物はwavファイルです。そして、waveファイルは1セリフごとに作成された状態で納品されます。

 さて、これまで話してきたゲーム内容を振り返ってみると「草」とか「牛」とかのセリフが多そうですよね? kusa.wav、ushi.wavなどのファイルが量産されるワケです。声優さんが死んだ魚のような目でkusa.wavを作成している姿が想像できます(あくまで想像です)

 おまけにアドベンチャーパートはパートボイスにします、と書いています。

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<【↑の記載内容】・アドベンチャーパート(パートボイス)>

 パートボイスというのは、フルボイスではなく「えっと……」とか「うむ……」とかセリフの一部、またはセリフの感情に合わせた短いセリフを当てるボイスのことです。

 セリフ数の割にはファイル数が多くなりそうですよね。

 声優さんの作業の負担はあくまで想像でしか話せませんが、ファイル数が多いと大変だろうな、というところは考えていました。

理由その4 可能なら2人分演じてほしいと書いている
 自分でこの記事を書いてて「酷い依頼だな」と改めて思い始め汗が出そうなのですが、リリィと神様の声可能なら2人分演じてほしいなどと書いています。

理由その5 なんだかんだで1日作業
 500字の依頼であれ真剣に声の依頼をこなすと1日作業になるのかな? と思いました。打ち合わせから入り、声の収録を行い、ファイルを作成し、納品する、自分で納得のいかない声があれば録り直す。そのような作業であれば、ある程度額は出した方がいいだろう、と思いました。

理由その6 とにかく声が必須だった
 前述していた通り「シムアクト」にはどうしても声が必要と考えていました。これまで挙げた理由からこんな怖ろしい依頼に応募してくれる方は一人もいないか、あるいは一人いればいい方だ、と考えていました。

 以上6点理由をあげました。

 特に台本をこれから作るなんて言っているので、応募者は得体のしれない依頼主(僕)が台本を期間内にあげてくる、というのを信じ、待つしかありません。

 そんな依頼主に託す仕事、完成するのになんの保障もない仕事引き受けてくれる人はいるのか? と思い、15000~20000円といった依頼料を提示したのでした。

 ただ、これは僕がその時そう思っただけで、交渉が成立すれば、無償の依頼もありだと思います。1000円、2000円を高額と考える人もいます。ゲームが買える値段ですからね。ですので、依頼料については誰かを非難する意図はありませんし、僕も今回の依頼以外では少ない額で依頼するケースはあると思います。何も理由がなければ、僕も数千円での依頼になるんじゃないかと思います。

注釈
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(※注1 僕がいうネット声優さんというのは、SNSやホームページから依頼できる声優さんのことで、もちろん、その中にはプロの方もいます。

(※注2 SKIMAの手数料が計算から抜けていたので+ちょっとお金を払う必要があるかな、と思いました。

4.依頼をお願いした声優さんの話

 さて、依頼募集の結果、どのくらいの声優さんが応募されたでしょう? その応募数はずばり20件以上でした!?

 これは嬉しい誤算でした。

 この中から23日16:00までに依頼をしたい声優さんを選ばないといけない、声優さんから質問が来たら返答しないといけない、声優さんを不安にさせないため、先行状況を定期的に連絡しないといけない。

 ……というような「~しないといけない」という気持ちにはなりませんでした。

 応募期間中各声優さんのサンプルボイスを最低2回以上は聞いており、期間中耳は幸せになっていました。たまに耳がゲシュタルト崩壊しました。
 声優さんの問い合わせにも1日以内くらいには返信していました。
 募集期間中、選考に影響の出そうな発言はしないように心がけました。たとえば、まだ期間があるのに「この声に決めた」とかは言わないようにしました。
 そのうえでちゃんと選考しているのかどうか不安にさせてはいけないと思い、定期的に選考中であることをつぶやいていました。

<↑選考中アナウンス>

 企業の募集ならともかく、個人の募集で「猫大好き」「ラーメンおいしい」などツイートしているばかりで選考していること話さなかったら不安になりますよね? たぶん。

 と、これだけ多数の応募があった今回の募集。とても魅力的な声の方ばかりで悩みましたが、その悩んでいる霧を一気に晴らしてくれたのが、今回声のお仕事をお願いした、金城たわし(かなしろたわし)さん(以下金城さん)でした。

 金城さんは応募時にリリィと神様の声が十分にイメージできるものを提供されました。そのうえで、僕が想像していなかったリリィの声のパターンも提示されたのです。それがゲームの中で出てくるリリィの声「くさぁあ(低音)」です。

 この声に、声を出して笑ってしまったのですが、制作者が意図せず笑うということはプレイヤーも意図せず笑ってくれるに違いない、と思ったのでした。

 もちろん、それだけではなく、演技がうまいため、依頼内容を正確に把握されているため、そして、並々ならぬ熱量を感じたためなどが決め手になりました。

 熱量については僕がそう感じただけなのですが、募集時の提案資料に「何がなんでも依頼を引き受けたい」という本気度が見えたのです。

 そして、今回僕も「何がなんでもみんなに、なにこれ面白い! と思われるゲームを作りたい」と考えており共感に似た感覚を得たのでした。

 そういったこともあり、この方にお願いすれば間違いないのでは? と思い依頼をお願いしました。

5.複数人によるゲーム制作の話

 12月23日16:00に、今回声のお仕事をお願いする声優さんが決まりました。まずは決まったことについて声優さんに報告。それと並行して、応募してくださったすべての声優さんに個別にお礼の連絡を入れました(手作業)。

 さて、ここで突然、複数人によるゲーム制作の話になります。

 とにかくunity1weekはド短期のスピード勝負です。

 複数人によるゲーム制作ではすれ違いが起きにくいように注意する必要があります。特に今回のように納品期間が短い場合、リリィの声が少年の声だったり、老婆の声だったりしたら録り直しができません。もちろん、そんな極端なケースは考えにくいですが、たとえば、ちょっとしたイメージの相違……脚本家が「リリィは元気な女性声」と思ってて、声優さんが「リリィは優しい女性声」と思っていた場合、脚本と演技がチグハグになってしまいます。そのようなことが起こらないように注意する必要があるのです。

 僕が金城さんに声のお仕事を依頼した理由の中に「依頼内容を正確に把握されているため」という理由もあげていましたが、この理由はとても大切な理由だったのです。

 納品期間に余裕があれば、脚本と声優さんの演技にすれ違いがあっても軌道修正する時間はありますが、今回はそのような時間はありません。

 なので、すれ違いが起きないように注意しつつ、作業を進めていくのです。

6.サンプル台本の話

 『台本は早ければ12/24午前中、遅くとも12/25午前中までには提出いたします』と伝えていた、台本の話。

 さて、12/24午前中に台本はできたのでしょうか?

 いえ、残念ながらへっぽこな僕は24日の時点では台本を作成できませんでした。

 ただ、『複数人によるゲーム制作の話』でお伝えしていたとおり、すれ違いが起きないように注意して作業をすすめる必要があると考えていました。

 また「本当にこの依頼者は台本をあげてくるのか?」と不安にさせてはいけないと考えていました。

 そこで、24日の時点では台本のサンプルを提出しました。

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<↑24日に提出した台本サンプル(上記1枚のみ)>

 僕が確認したかったことはいくつかありました。

・台本の提出形式(wordで大丈夫か?)
・台本のフォーマット
・演技できる内容になっているか?

 25日午前中に台本を提出した時に「こんな台本では演技ができません!」となってはもう軌道調整できないです。そういう怖れもあったので、台本のサンプルを提出しました。

 また、それとは別にゲームの概要もお伝えしました。声優さんの演技に関わるためです。誰がどんなシチュエーションでどのように声を発しているのかイメージする資料は必要だと思いました。

 残念ながら企画書にまとめて伝える余裕まではなかったのですが、文章で概ね内容を伝えられたと思います。

 さらに「シナリオ」も提出した方が良いと思っていました。

 台本とシナリオどう違うの? と思われるかもしれません。今回パートボイスの依頼なので、シナリオのリリィのセリフが「えっと、覚えています。……けど」というセリフになっていても、台本では「えっと……」と書いてあるだけなのです。台本とシナリオではそういう違いがあります。

 なので台本だけ渡すと、なぜ、リリィが「えっと……」と言っているのか状況がわからないのですよね。

 「えっと、覚えています。……けど」と言う時の「えっと……」なのか、オムライスを頼むかカレーライスを頼むか迷っている時の「えっと……」なのかでボイスは変わってきますよね?

 ですので、25日にシナリオも提出する旨を伝えました。

 台本の形式については幸いにも問題ないという返事をいただきました。

 そして、金城さんも、すれ違いが起きないよう気を付ける必要があると感じていたのか、なんと、この台本サンプル分の声を複数パターン収録し、提出してくださったのです。この対応には本当助かりました。

 25日にシナリオ、台本を提出する際、サンプルボイスについても確認し、脚本とボイスの軌道をあわせることができました。

 ……といっても、金城さんの演技が正確で、すれ違いは起きなかったのですけれどね。さすがです!

7.台本とシナリオの提出

 そんなこんなで12月25日午前中に台本とシナリオを提出しました。

 個人制作のいいところって、こういう社外秘になりがちな資料もバババンと公開できるところですね! というわけで台本とシナリオの公開です。

 まずはシナリオから(ゲームとは若干内容が異なります)

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 続いて台本。

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<セリフ合計500字>

 こんな感じのものを25日午前中に提出しました。必要になるかな? という音も含め台本に入れたので、一部ゲームに組み込み切れてない音もあるのですよね。

 あとこれは想定していなかったですが、「草」「草」「草」「草」言っている時に同時発音数(同時にwavファイルを再生する数)が多すぎて「目標達成!」というシステムボイスが鳴らないとかあって「くさぁあ」でした……
 たぶん何かしら対処方法はあるのでしょうけど。

8.声の収録

 台本とシナリオ提出後は金城さんのボイス収録です。一般的なことなのかもしれませんが、提出されたボイスは複数パターン録っていただいたものが多く、とてもありがたかったです! 

 僕がSKIMAの納品日設定を間違える、という若干のトラブルがあったものの、なんと納品予定日の1日前にボイスを提出していただけました。

 今回が超過密スケジュールなことを考えるとこれはすごいことだと思います。

 そして、リテイクも無し! 今、ゲームで発せられている声はリテイク無しのボイスですっ。

9.声優さんのお仕事について

 というわけで、今回、初めて声優さんにお仕事をお願いしたのですが、この機会は声優さんのお仕事について考える機会でもありました。

 ゲームは作り切れば完成します(※注1

 ……なにを当たり前なことを、といわれるかもしれませんが、今回の経験で「演じ切っても完成しない仕事がある」ということを意識するようになりました。

 声のお仕事の大半は、ゲームやアニメや映画の〇〇役の声、といった仕事や何かしらのコンテンツのナレーションなどだと思います。

 ということは、どんなに完ぺきに演じても、力を注いでも、演じている作品やコンテンツが完成しなければ、仕事として実績がない状態と同じなんですよね。

 そこが大変なところだと思いました。声の仕事を応募する時に「この依頼者は本当に作品を完成させられるのか?」「この作品の声を演じてもなんの実績も得られないのではないか?」といった不安はあるのかもしれません。

 そういうことを考えながら「シムアクト」をなんとか作り切り、公開しました。

注釈
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(※注1 主に個人のゲーム制作の話です。尚、僕は初心者レベルというか、RPGの村人レベルというか、ただのよわよわゲーム制作者なので、7~8割がたのゲームは作り切れずバイナリデータの藻屑と消えていきました。悲しきゲーム不幸者です……幾人ものゲーム内キャラを亡き者にしてしまった……

10.最後に

 さて、いかがでしたでしょうか?

 この人、数カ月ぶりに突然note書き始めたぞ? と思う方がいたら(覚えてくれてて)嬉しいのですが、今回note更新したのは、キャンペーンがあったからなのでした。

 uinty1weekで制作したゲームの記事を書くと漏れなくunityさんからユニティちゃんフィギュアがもらえるというキャンペーンがあったので思わず、丑年にも関わらず、マウスを手に取り、noteを書きました。

 ただ、実際に書き始めたあとはもうキャンペーンのことは頭になく、この記事を皆さんに読んでもらえるように考えながら記事を書きました。

 思わぬ長文になってしまったたため、逆に誰一人読み切れる人はいないかもしれませんが……

 なお記事中、「シムアクト」をなんとか作り切った、と書きましたが、「シムアクト」は2021年という時間を使い、育てていきたいゲーム、と考えています。

 キャラの声を演じていただいた声優さんに「この仕事を引き受けて良かった……!」と思ってもらえるために、ゲーム内キャラを不幸にさせない(みんなに忘れ去られない)ために、今年は「シムアクト」を育てていきたいです。

「がんばります!」

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