見出し画像

<第3回>声の「クセ」と「個性」の違い

こんにちは!
元TVキャスター・スピーチコーチの
成田万寿美です。

前回は、
どんな美声より、心に残る声で話す
についてお話しました。

声は、あなたの心をを映し出す鏡です。

見た目は一瞬のインパクトですが、
声は、あなたの生き方や考え方を乗せて、
相手の心の奥で深く、長く響き続けます。

「なんか、信頼出来そうだな〜」

「どことなく、自信がありそう〜」

「話していて、心地いいな〜」

「又、会いたいな〜」

実は、この「なんだか〜」という感覚が大切です。
言葉で説明出来ない好感度ほど、強力なものはありません。

以下は、第3回の内容です。


<第3回>声の「クセ」と「個性」の違い

1、声はあなたそのものです。

骨格も多少は関係しますが、

声から、
生き方、考え方、人との接し方、健康状態、生活態度が醸し出されます。
そう!声は「人柄」「個性」なんですね。

み〜んな違うから魅力的です。

ただし、

2、「個性」と「クセ」は違います。

「声のクセ」とは、

不自然な発声などで、無理に出された声のことです。

聴いていて、苦しくなるような声、

涸れやすい声、

ザラザラしたノイズのある声、

聴き取りにくいほどの小さな声。

興奮気味の大きな声などです。

でもこれらは、発声練習や呼吸法などで軽減していくことが出来ますよ。

では、

3、「声の個性」とはなんでしょうか?

いわゆる、”個性的な声”のことではありません。

心身がリラックスした状態で、
スムーズに発声された、あなたの”ナチュラルボイス”です。

声の高低、大きさ、スピード、アクセントなど、
色々な要素があります。

よく、方言やお国訛を気にする方がありますが、
これは、個性ですよ。

成田は大阪生まれです。
仕事では、標準語を話していますが、
気心が知れた人に、感情を伝えたい時や、本音で話し合いたいときは
自然と関西のアクセントになっています。

その方が、自分の気持ちを表現しやすいのです。

私の知人に、福島県の人がいるのですが、
その暖かな口調に、ファンが多く、
研修や講演の依頼が後を絶ちません。
もちろん、内容も素晴らしいのですが、
彼の声と話し方が良い持ち味になり、魅力が倍増していると思います。

4、黒柳徹子さんは、「うなずきの声」が絶品

「まぁ〜」「そうなの〜」「へ〜」

時には低く、時には高く、バリエーションが豊富なのです。

相手に対する好奇心や親愛の気持ちが、
声の使い方で表現されていて、
相手はどんどん話したくなってしまうのだと思います。

「うなずきの声」ひとつで、
心が通じ合ってしまうのですもの、
ときには、言葉は必要ないのかもしれませんね。

5、本日のポイント

あなたが、自分らしくいられる、
気持ちの良い声や話し方を、思い出して下さい。
・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
例えば、
○ もっともリラックス出来る人と話しているときの声
○ 好意を持つ人と話しているときの声
○ 心から信じてくれる人と話しているときの声
○ 大好きなことについて話している声
○ 夢を語っているときのあなたの声

こんな声こそが、
あなたの「魅力」を伝える、あなたの“じぶん声”です。
いつも、その声を思い出せるようにしましょう!

6、自分の声に自信を持って、話して下さいね。

(参考:拙著「一瞬で心をつかむ“笑声力”」P35に
声のクセと魅力が分かるボイスチェックがあります)
よかったら見てみて下さい。

7、<第4回>レッスンのご案内

<次回 第4回>声の出し方で、魅力的な顔になる

について、お話しします。

楽しみにしていてくださいね!

今日も、笑声(えごえ)@で、素敵な1日を♪

魅力的な声とは、
持って生まれた、たったひとつの“じぶんの声”で話すこと!
どうか、自分の声を好きになってください!

自分の声で堂々と話すことができれば、
お仕事も、人間関係も変わります。

成田万寿美


いいなと思ったら応援しよう!