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好きなだけじゃダメなんだ
はじめまして
お久しぶり
おはよう
こんにちは
こんばんは
Moon God Coffee
と申します
京都で自家焙煎珈琲屋をしています
月神と申します
11月10日(日)
に
おひがしさんブックパーク
に
参加させていただきました
珈琲と本として
大きなイベントへの参加は
今回が初めてでした
そして
珈琲だけでなく
本も一緒に
というのは
本屋になりたい私にとって
とても大きな一歩になりました
書店員として
日々
本を売り
しかし
本が売れない
本屋がなくなっていく
多くの本を買う自分にとって
なんとも実感が湧かない
今回
自分が読んだことのある本を
自分が好きな本を
そこにだけ焦点を合わせて
古本40冊弱をウキウキと
並べました
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しかしながら
好きなだけじゃだめなんだって
好きな映画
「耳をすませば」
で
雫が受験を一時休戦して
お話を書く場面があるのですが
書き終わって
地球屋のおじいさんに読んでもらって
「私、書いてみて分かったんです。書きたいだけじゃ、だめなんだってこと。」
と言う台詞があります
その後に
「もっと勉強しなきゃ、だめだって」
私は好きな本を読むこと
たくさんの本を読むことには
多くの時間を費やしてきました
こんなに良い作品なんだから
読んだら好きになるはず
そう思っていたのですが
まず
手にとってもらう
読みたいと思ってもらう
そういう過程を経て
人は本を読む
同じ本を読んでも
思うことも違う
本屋をやるには
好きなだけじゃダメなのかもしれない
と思った1日でした
救いは
こかわかこさんの本は
順調に売れているということです
とっても嬉しい
あと2冊のみ
帰宅して肩を落としていると
「初めてのことだから、いつか、今日を思い出して、そんな日もあったねって言える日が来るよ」
そう彼に言われて
まだ本屋として
初めの一歩を踏み出したばかり
手探りでも
人と本を繋ぎ
本を通して
人と人を繋げられたら
今回のイベントで
出店の方々と出会うことができて
珈琲を飲みにきてくれた人がいて
来れなかったけど
メッセージをくれた人がいて
珈琲屋として一歩を踏み出した時
あんなに孤独だった私を
思い出して
「そんな日もあったな」
と思い出している私がいる
お店を開いた時
「そんな日もあったね」
と言える未来の自分のための今日
まだまだ精進いたします
今回お誘いいただいた
こもれび書店さん
本を見てくださったあなた
本を買ってくださったあなた
珈琲を飲んでくださったあなた
出店の方々
お手伝いにきてくれたTOKONAME STANDさん
メッセージをくれたあなた
ありがとうございました
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また
珈琲屋として
本屋として
どこかでお会いできる日を
楽しみにしております
合言葉は
ごきげよう