夢幻紳士【夢幻童話編】感想。
高橋葉介先生…!!
ありがとうございました…!!
最高だった…。
夢幻紳士に出会ったのは高校一年の古本屋。
文庫サイズの漫画が一冊あって、手に取ったのが出会い。
結局その本を買って、本屋に続きはないのかと探しに行ったけどない。
昔はネットなんかなかったから、結局古本屋を巡って本を集めたのだった…。
夢幻魔実也は初恋だったと思う。
どんな漫画を読んでも、どんな小説を読んでも、ストーリーの中でパートナーがいる。
しかし彼は誰のものでもなかった。
彼は彼だけのもの。
それが凄く好きだった。
友達に夢幻紳士って知ってる?って聞いても、知らん。って言われて単行本を見せたがイマイチな反応だった。
恋愛漫画が好きな友に見せて何を期待していたのか。
相方に言ったら、ロン毛は嫌、って言われて終わった。
私の癖に全く合わない相方とは男の趣味が違いすぎて、絶対に三角関係とかにならねぇな、みたいな安心感です。
親友暦25年目突入しました。
夢幻魔実也が一体何者なのか、ずっと追いかけ続けているのに未だにわからない。
妖怪が見えたり人に幻影を見せたり夢の中に入ったり。
読んでいても境界が曖昧で、今はどっち?現実?夢?って、加害者(被害者)が翻弄されている間、自分も翻弄されている。
そこが凄く楽しい。
最後のあとがきの、高橋先生のコメントを読んで、凄く羨ましくなった。
会いたい。
サイン会行った人、凄い羨ましい。
もう私もファンになって二十年以上…一度ぐらいは先生のいらっしゃるイベントに行きたかった。
泣いていいかな…。
とにかく、夢幻魔実也が初恋なせいで、私が好きになるキャラは絶対に黒髪美人だし、怪しい術使うし(もしくは魔法みたいな能力)、だいたい人外だし。
出会って確実に、癖が歪んだ原因だと思う。
好き。
夢幻紳士みたいな雰囲気の、少年が書けるようになりたいとずっと思っていたけど。
書くのをやめてしまった18年前から久々に筆をとって、やっぱりこの世界を表現出来るような小説が夢だなぁと実感する。
独特の世界観、人気はないと先生はあとがきで書いていたけど、コアなファンはずっといて、私みたいな。
本が出るたびに一喜するっていう、そんな人は山ほどいると思う。
記憶に残る、って難しいのに。
ずっとファンの中には夢幻魔実也がいるんですよ。
おじいちゃんの本棚から見つけてファンになった女の子は、多分、妖しい美人な黒髪の男がいたら何がなんでも追いかけると思うね。
これから一生。
二次でも三次でも。
それぐらい、魅力がある。
いやーーー!
本当に興奮した!!
先生、ありがとうございました!!!