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看護師国家試験の勉強法。

もうすぐ国試の時期ですね。

私が国試を受けたのはもう十年以上前。

准看護師で10年(うち学生3年)の後、正看護師の資格を取得したのも、もう随分と昔の話になりました。
調べていると、ここ十年の合格者数は88~90%ですね。
専門学校と大学では国試に向けての勉強開始時期が違うと思うのですが、とにかく共通するのは
過去問を徹底的にやる
これに尽きます。

そうは言っても、どうすればえぇねん……どうすればえぇねん……。
と、不安いっぱいになる人もいるでしょうし、私もなんかめっちゃやった記憶しかない。

どこの問題集がいいのか問題。

これ、本当に迷いますよね。
個人的には過去5年は最低いりますね。
ただ、106回の国家試験から出題傾向が変わって、読解力がいるような長文問題や計算を求められたりしていて当事者の方たちは大変だったようです。
それも含めて考えても、5年は必須だと思います。
そして可能であれば、10年前までやりましょう。

私は「医学書院」の問題集を買いました。迷ったら医学書院。
ただし、言葉がべらぼうに難しいので、なんか頭の良い先生に講義されているような不安感がありました。ついていけるんかこれ。
妹は「学研」でした。学研は文章がわかりやすかったですね。優しい解説。
(諸事情で妹と同時に進学。問題集も解き終わったら交換した)
今は他の出版社からも出ているようなのですが、引っかかったのが、
『予想問題』
予想問題、やるまえに過去問5年分終わらせてから。絶対。
予想問題って、編集者、出版社の予想ってことですからね。実際に出た問題から予想して作った問題ってことですから。
まだ実際に出てないので。(そりゃ当たればいいですけど)
過去問5年分を最低3回解いて、選択肢を間違えないレベルまでいって初めて予想問題に着手かなと思います。
とりあえず、
・過去問5年分が入っている問題集
・自分が読みやすい解説があるもの

が、おすすめです。
ちなみに私、予想問題解いてません。
(後述するさわ研究所で配られた予想問題はやりました)
それより追加で過去10年分の問題やってました。
当時、文庫サイズの10年分、問題と回答しか入ってない解説なし問題集があって、問題集の息抜きにその問題集をやっていました。
(同じ本をめくるの飽きませんか……私は飽きました)
調べたけど、もう売ってないようです。

間違う問題毎回同じ。

問題集をみればわかるのですが、チェックマスがだいたい3つはいってると思います。間違った問題にチェックしていくと、だいたい同じなんですよね。(覚えてない)
まず、一回目解きます。
・間違えたところは必ずチェック
・自信のないところも必ずチェック
(迷ったけど正解の場合△とかつけてました)
間違えたところの解説を読みます。
二回目、三回目を同じように解きます。

するとどうでしょう。
みっつ全部バツある問題ある。
苦手すぎる。

ところでそのジャンル、捨ててもいいやつですか……!?
というのも、範囲が広いくせに各ジャンルの出題数というのは決まっていて(成人母性小児精神老年薬法律などなど看護師って範囲広すぎやろ)
自分がどうしても苦手なジャンルがあると思います。
(私は薬だった。仕事し始めて時間かけて覚えた)
とりあえず広範囲の成人看護系は諦めたら試合終了なので捨てれないにしろ、何度やっても間違えるジャンルに時間を割いている場合ではないので、後回し。
それよりも5つから2つ選べを完璧にするほうが必須です。1つは絶対わかるねん。あとひとつが不安になるのが国試の現場。
なので、こだわりは捨てましょう。
あとでやろう。あとで。
(やらないわけじゃない)

そのチェック3つ入った問題に関しては、速攻で解説を読んでください。
そしてできれば、その問題の単語を教科書で調べて読む。わからん単語、理解できない単語が必ず入ってます。
そしてそれが全部終わったら、四回目を解きます。

四回目以降は、一回でも間違った問題。
三回やって間違えなければもう間違わないという勝手な自信の下、四回目以降はチェック入った問題しかしません。
そしてそれを繰り返し、三回連続間違えなければその問題はクリア!ということにしていました。
なので間違う問題、嫌でも繰り返しするので覚えるという。

問題集のアプリが無かったら詰んでた。

スマホで過去問、隙があればやってましたねぇ。
本を開けれない場所、寝る前、寝起き。
不安を吹き飛ばすために眠たくなるまでやってました(病)。
当時はそんなに数がなかったのですが、多分、今はいろいろアプリがあるかと思います。
が、ちゃんと更新されているものが必須です。
過去問には、今や不適切問題になるものもあります。
10年前の問題を触る人に注意したいのですが、当時は最先端でも今は古い常識って結構あるのでエビデンスが変わって解答が間違っているものがあります。
その場合、ちゃんとしたところのアプリは問題を削除されていることが多いのですが、ただ単に追加しただけのものである場合、間違った解答を刷り込まれるおそれがあります。
まぁ、問題集を解いていれば「あれ、これなんか違うのでは」と感じるので、そう思った段階で教科書開いてみるといいでしょう。
正解だったりします。
(そういう時が脳内修正のチャンス)
過去問アプリは本当に便利でしたね~。

塾に通うか、どうする?

私は「さわ研究所」の単発講座を受けました。
国家試験対策の。
クラスメイトは◯アカを夏から通ってましたけど、クラスメイトの感想はですよ?
「別にいらんかったな」
ということなので……。
お金と時間がある人は行けばいいと思うなぁという感想……当時で塾代8万強って聞いてひっくり返ったね。
クラスメイトは実習中は塾休んでて、結局実習終わって発表済んだら国試に取り掛かるじゃないですか11月ぐらいから。
結局、その子達もさわに参加してましたね。
さわは個人的に苦手な分野の解説がめっちゃわかりやすかったです。
あと、私達の代は国試予想が大当たりしたのもあって、こればっかりは運というか。
◯アカ予想が当たってた年もあるし、さわが当たってた年もあるし。
まぁなんせ◯アカはお金が高い。
学費を自分で出してる人間は行けねぇよ……。
あと専門学校通ってるんだから、問題でわからんところは先生に聞きに行けば解説してくれますからね。
何のために看護学校行ってるんだ、教師はすぐそばにおる!という。
ただし、国家試験の傾向と対策に関しては、塾のほうが圧倒的に強いので、国試直前に国試予想の講座を受けるのはオススメです。

とにかく睡眠確保。

寝ないでやるな、寝ろ。
睡眠不足が一番やばいです。
当時独身だった私のスケジュールですが、三年生になって実習が始まってからずっと決めてたんです。
絶対、寝る。
三年生は仕事をしないと決めて、奨学金だけで生活。二年でお金を貯めて三年に備えていました。
貧乏大変。

実習中
18時帰宅後すぐ布団→0~2時覚醒→風呂・ご飯→記録開始→4~5時自宅出発→実習先近辺の24時間ファミレス→8時実習先→16~17時終了
以上をしていたので、実習が終わってからは同じリズムで、
0時覚醒風呂・ご飯→勉強→8時学校へ向かう→勉強→16時帰路→帰宅次第睡眠
という感じで、めっちゃ寝てました。
車で通っていたので、運転後はしんどくて眠たくなるんですね。帰宅後はとにかく眠たいので寝ました。

孤独はしんどい。

勉強、しんどいですよね。
当時学校では実習グループがとてもいいメンバーだったので、勉強もそのまま一緒に延長で輪になってました。
それでも合格できるか不安で。払拭するように自信をつけるため、勉強しましたね。
クラスメイトは問題の考え方とか理解の仕方とか、頭の良い人がいっぱいいたので助かりました。それで教えてもらって覚えた内容も多々。
教員も看護師ばかりの大先輩で、国家試験の不安もアドバイスもいろいろ貰えたり。とにかく、疑問は質問できるときに片っ端から聞きました。
相談、ネットでもいいのですが、できればリアルで同じ空気を吸っている人間にできるのが一番です。
無責任なとんちんかんな事も、ネットでは言われますしね。
看護師の大好きな「エビデンスは?!」ってやつが無くても、自分が不安に思っている内容の言葉は刺さりますしダメージを負います。
根拠のない言葉に惑わされないように、根拠のある言葉を発してくれる信頼できる人を頼りましょう。

という感じで、当時は三ヶ月ほど、ずっと国試の勉強をしていました。
個人的な内容なので、参考までに。
頭が良ければ、もっと違ったんだろうけど。
看護大学行った職場の友達は、保健師と精神保健福祉士と養護教諭も同時に取った~って言ってたので、大学最強やな……凄いわ大学行く人は。
尊敬しかない。