【全国最中図鑑】 4 ぴーなっつ最中(千葉県成田市)
ピーナッツの原産地は、アルゼンチン北西部のアンデス山脈。紀元前850年頃の遺跡からピーナッツの種子が発見されたそうだ。
このピーナッツを世界に広めたのは、コロンブス。1492年に西インド諸島を発見した時、現地でピーナッツが食べられているのを知り、航海中の食料として利用したのが始まりだとか。
日本に伝わったのは幕末で、千葉県では明治9年に栽培が始まった。現在、国内の流通量は全体の9割が外国産で、国内産はわずか1割だが、その国内産の約8割が千葉県で生産されている。
というわけで、千葉県を代表する名産品ピーナッツを最中にしたのがこれ。風味豊かなピーナッツの甘煮を練り込んだ餡を、愛らしいピーナッツの形の最中種に詰めた、本物そっくりの最中。ご賞味あれ。
なごみの米屋 総本店
千葉県成田市上町500
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日本を代表する和菓子の一つである「最中」。香ばしいパリパリの皮とともに餡を頬張れば、口の中にふわっと広がる品のよい甘さ。なんとも幸せな気分になるお菓子です。編集スタッフが取材の途中で出会った最中のなかで、ユニークで忘れることのできないご当地最中を紹介していきます。