旅ブックスMAGAZINE|2024年7月記事まとめ
2024年7月に公開した記事を紹介します。
2024年7月1日(月)
「全国最中図鑑」79 トイレの最中(愛知県常滑市)
全国に数あるもなかの中で、ユニークさ、面白さ共に間違いなくベスト3に入るもなか。昭和26年創業の老舗餅菓子専門店「大蔵餅」と総合住生活企業「LIXIL(旧INAX)」榎戸工場のコラボにより誕生した超人気商品だ。読み方は「トイレのさいちゅう」でもいいし「トイレのもなか」でもいいそうだ。
2024年7月4日(木)
「インド食器屋のインド料理旅」マクドウエル【3】 バッティでロキシーを
飲酒とは無縁のパキスタンやバングラデシュはいわずもがな。消費者の数では世界有数の飲酒大国といえるインドであっても、今までご紹介した通り必ずしも酒飲みにとって理想的な飲酒環境であるとはいいがたい。街を歩けば確かに飲み屋も酒屋もある。
2024年7月8日(月)
橋に恋して♡ニッポンめぐり旅|吉田友和
第24橋 神戸スカイブリッジ&神戸大橋(兵庫県)
神戸ポートアイランドで推しのライブがあって遠征してきたのだが、ついでに前々から気になっていた橋を渡ってきた。ついで、とは言いつつも、こちらも旅の主目的だったりはするわけだが。
神戸ポートアイランドは神戸港に作られた人口島である、などという説明は不要だろうか。三宮駅から出ているポートライナーでアクセスするのだが、高所を走るから景色が良くて旅気分を味わえるので実は結構お気に入りだ。東京でいえば、ゆりかもめに乗ってお台場へ行く感覚に近い。
2024年7月11日(木)
【日本全国写真紀行】60 香川県三豊市仁尾町
香川県西部、いわゆる西讃地域の商工業の一大中心地として栄えた歴史を持つのが三豊市の仁尾である。中世から瀬戸内の海上交易の拠点となり「千石船を見たけりゃ仁尾へ来い」と言われるほどのにぎわいを見せたといわれる。江戸時代には、四国でも有数の名家である塩田家の塩田忠左衛門が製塩業を興し、長く仁尾の町を支えた。
2024年7月15日(月)
「全国最中図鑑」80 とっくり陶祖最中 (岐阜県土岐市)
大正12年創業の老舗菓子店・虎渓の代表的菓子「とっくり陶祖最中」。戦後の昭和23年に、店主が地元・土岐市下石町の地場産業「とっくり」を最中にして、町おこしにも役立てようと思いついたことから誕生した。ちなみに町名は下石と書いて「おろし」と読む。珍しい読み方の地名の一つだ。
2024年7月18日(木)
「インド食器屋のインド料理旅」チャイ【1】 輪廻転生するチャイ
喧騒と混沌のインドに降り立ち、人の波をかきわけながらヘトヘトになって旅を続ける。リキシャーとの交渉ではボラれ、怪しげな旅行代理店にはボッタくられてすっかりインドに疲れてしまった旅人を癒すのが「一杯のチャイ」だろう。小さな露店のベンチに腰掛け、カップ一杯の熱いチャイを啜りながらわずかに残った気力をふり絞り、その日一日のインドとの格闘を誓う……。これが一昔前のインド旅行記にしばしば登場する、ステレオタイプな風景描写である。
2024年7月22日(月)
【日本全国写真紀行】61 香川県三豊市詫間町生里
香川県北西部、瀬戸内海にちょこんと突き出た半島がある。荘内半島あるいは三崎半島と呼ばれるこの半島は、浦島太郎伝説が残る地として知られている。そもそも、この半島と近くにあるいくつかの島々は、総称してかつては浦島と呼ばれていたという。室町幕府三代将軍足利義満が、広島の厳島神社参詣の折、この半島に立ち寄り「へだてゆく 八重の汐路の浦島や 箱の三崎の名こそしるけれ」という歌を詠んだといわれ、浦島と呼ばれていたことはかなり信憑性が高いと思われる。
2024年7月25日(木)
「インド食器屋のインド料理」チャイ【2】 甘くないチャイ
「甘くて熱い濃厚な一杯」
われわれはチャイをそのようなものだと認識している。イギリスがインドにミルクティーを伝えた頃、すでにイギリス本国では紅茶にミルクと砂糖を入れて飲むのが当たり前だった。インドのチャイの祖型はこのイギリスのミルクティーである。
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