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なぜブランデーケーキ専門店を始めることにしたのか?

この記事では、大学を出てから30年会社員だった私が、なぜ『ブランデーケーキ』というマイナーなスイーツの専門店を開業しようと思ったのか、その理由をお話しします。


父と飲みながら見せてもらった“秘蔵レシピ”

実は理由はこれに尽きるかもしれません。私の父は手作りのパンと洋菓子を販売する小さなお店を営んでいましたが、2009年に廃業・閉店
私は後を継ぐことはなく、会社員として働いてきました。

そんな父とは家が近いこともあり、9月中旬のある日、お酒を飲みながら昔話をしていたときのことです。父が「看板商品だったブランデーケーキのレシピを見せてやるよ」と。初めて目にしたそのレシピ、正直なところボロボロで…まるで宝の地図みたいな雰囲気があり、懐かしさと面白さを感じました。

なかなか味のある当時のレシピの一部

出てくる、出てくる…思い出の写真

レシピを見せてもらった後、昔の写真も続々と見せてくれました。中には以前見たことがあるものもありましたが、初めて見る写真も。特に、祖父が創業した初代のお店の白黒写真はなかなかのエモさで、胸が熱くなるものがありました。これらの写真や当時のエピソードについては、また別の記事でお伝えできればと思っています。

『ブランデーケーキを復刻してみよう』という思い付き

父が始めたブランデーケーキは25年以上も販売され、地元で愛され続けた商品です。廃業後も「ブランデーケーキだけは残してほしかった」とか「もう一度食べたい」と言われることがたびたびありました。そんな話を聞きながら、私は「これを復刻するのは面白い挑戦になるかもしれない」と思い始めました。(お酒の影響もあったかと思います)

翌日になっても『やってみたい』という思いは変わらず、まずは復刻のための状況をざっと確認しました。

  • 父は80歳を超えているが、まだまだ元気で、今でも趣味でお菓子作りを続けている

  • 私自身もかつてブランデーケーキ作りを手伝っていたので、工程は把握している

  • 実家の工場は廃業時に設備が撤去されましたが、一角に小さな工房として残しており、少し手を入れれば使えそう

  • 業務用オーブンとミキサーの導入は必要だが、道具類はおおよそ残っている

私は退職後にマイクロ法人を立ち上げて運営を始めていますが、それほど手はかからないので、ブランデーケーキ(プレーンとチョコの2種類)専門という形で父の協力を得られれば、こじんまりと復刻・開業できそうだと考え、さらに翌日父に思いを伝えると、意外とすんなりと受け入れてくれまsた。
(ただ、その後父とのやり取りはなかなか難航します...w)

この記事では、『なぜブランデーケーキ専門店を始めることにしたのか?』ということについてお話ししました。祖父が創業した初代のお店父が2代目で作り上げたブランデーケーキについても、また別の記事で詳しくお伝えしていきます。

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