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“インタビュー田原町10”のゲストは『正義の行方』を監督、ノンフィクション本も書かれた木寺一孝さんです

“インタビュー田原町10”のゲストは『正義の行方』を監督、ノンフィクション本も書かれた木寺一孝さんです

“ものものしいのは嫌だからあなたひとりで来るんだったら、が希林さんからの一年にもわたる密着取材の条件で、おっとりと希林さんを追うテンポに当初、なぜ彼女は木寺さんを残された時間の中で選んだのだろうと観ていました。”

5/11㈯19時~21時
「インタビュー田原町10」
(銀座線田原町3分の小さな本屋さんReadin’Writin’ BOOK STOREにて)は、『正義の行方』(講談社)を書かれた映

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インタビュー田原町04『仁義なきヤクザ映画史』を書いた伊藤彰彦さんにききました2/2

インタビュー田原町04『仁義なきヤクザ映画史』を書いた伊藤彰彦さんにききました2/2

【1/2前編からのつづきです。“インタビュー田原町”当日、時間の制限もあり、どのようにして「映画史家」「ノンフィクションライター」となったのかを聞き逃したので、後日に行った追加インタビューです】

話すひと=伊藤彰彦さん
聞くひと🌖朝山実

伊藤さん(以降略)   先日アサヤマさんのインタビューを受けて、知らない分野の人にきかれるということは面白いなあ、こんなに本質に迫るものかと思ったんですよ。

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インタビュー田原町04『仁義なきヤクザ映画史』を書いた伊藤彰彦さんに聞きました1/2

インタビュー田原町04『仁義なきヤクザ映画史』を書いた伊藤彰彦さんに聞きました1/2

10月14日、浅草・Readin’Writin’ BOOK STOREにて『仁義なきヤクザ映画史』(文藝春秋)の著者、映画史家の伊藤彰彦さんをお招きし公開インタビューを行いました。
質疑応答を含めた2時間に、脚本家を志し、映画制作にも関わるなかでノンフィクションのライターとなるまでの経緯を補足取材(後編)を加えた記録です。2万字になります。

話し手/伊藤彰彦さん
聞き手🌙朝山実

【ちょっと前

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“インタビュー田原町04”は、映画史家の伊藤彰彦さんです。

“インタビュー田原町04”は、映画史家の伊藤彰彦さんです。

 
『芝浦屠場千夜一夜』の山脇史子さん(01)、『ジュリーがいた』の島﨑今日子さん(02)『ルポ 日本の土葬』の鈴木貫太郎さん(03)につづき、
10/14(土曜)の“インタビュー田原町04”は、先ごろ、
『仁義なきヤクザ映画史 1910-2023』(文藝春秋)を書かれた
伊藤彰彦さんをお招きし、
Readin'Writin' BOOK STOREにて公開インタビューを行います。

 

先日、阿

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ぼくは2.5者だと考えています。

ぼくは2.5者だと考えています。

絶賛上映中「きみが死んだあとで」(代島治彦監督)👉映画に登場する14人のその後の物語をまとめた本『きみが死んだあとで』が晶文社より発売

撮影カメラマンに話をききました【「きみが死んだあとで」backstoryI】

https://www.shobunsha.co.jp/?p=6587

   語り手=加藤孝信さん  
   聞き手🌙写真撮影=朝山実

©️きみが死んだあとで製作委員会

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「フジイチエコ号と書いて走るわけにもいかないからね」 ノーナレのドキュメンタリー映画「人生をしまう時間(とき)」欄外対談

「フジイチエコ号と書いて走るわけにもいかないからね」 ノーナレのドキュメンタリー映画「人生をしまう時間(とき)」欄外対談

 都会の片隅で「在宅死」と向き合う医師と家族を追った、ノーナレーションのドキュメンタリー映画が話題を呼んでいる。
『人生をしまう時間』は、NHKテレビで幾度も再放送されたものを大幅に再編集。東大病院の外科医から埼玉県新座市の私立病院の「訪問医」に転職した80歳の医師らを200日にわたり密着。通常はカメラや録音スタッフが加わるものだが、下村幸子監督が一人で撮影を行った。
 今回、小堀鷗一郎医師と下村

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『団地と移民』と『蒼い時』と『主戦場』

『団地と移民』と『蒼い時』と『主戦場』

『団地と移民』(KADOKAWA)というノンフィクションを書いた安田浩一さんのこと。

 安田さんは、『ネットと愛国 在特会の「闇」を追いかけて』(講談社)をはじめ、社会派ルポを本領とするノンフィクション作家というふうに見られている。間違いないのだけれど、安田さんにはカチッとした枠組みからコボレオチルものをすくいとろうとするライターとしての癖がある。脇道にそれかかる。その先々で発見をする。そういう

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