『トラックドライバーにも言わせて』の橋本愛喜さんに会いにいく
いまは対面取材が難しくなっているが、まだコロナが深刻ではなかった日、神奈川県内の小田急線の駅の改札口で待ち合わせた。駅前のチェーン店のカフェに腰を落ち着けると、橋本さんは鞄からノートを取り出し広げた。質問に困らないためのものだという。
そのノートには、びっしりと文字が埋まっている。「取材をするひとなんだぁ、それも熱心に」が第一印象だった。ノンフィクションライターのひとにもたくさんインタビューしてきたが、ノートを準備してきたひとは30年ちかい中でも彼女がはじめだった(過去に