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仏に逢うては仏を殺せ 著者:稲葉小太郎

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仏に逢うては仏を殺せ

吉福伸逸さんの伝記、実話の記録です。
稲葉小太郎さんが、詳細にまとめています。
とある会で、課題図書に指定されたので、
実話、実録はあまり読まない私ですが、
読んでみましたよ。

で、、、ごめんなさい

他者の人生に1mmも興味が無く、
どう生きてどう死んだか、
記録されていても、
家族や友人や信者には嬉しい事でしょうけど
私は1mmも興味が湧かず。
感動もせず。

ただ長い文章をダラダラ読むのが
苦痛でした。

私は、読者が想像したり、考えたりする
小説の方が好きですね。

これが私の表向きの感情です。

しかし、一方で
小説にも感情移入してしまい
その世界へ入り込んでしまうので
亡くなってしまった方の人生をたどり
感情移入してしまう自分を抑制するために
あえて、読み飛ばす。
そういう意識も働いています。

残された奥さんはどんな気持ちで
ハワイに住んでいるのだろう
残された子供たちは、どんな思いで
父親を見、どう映っていたのだろう
そもそも収入は?ちゃんと生活できていたのだろうか?
等と思ってしまいます。

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臨済宗 開祖 臨済義玄

私が響いたのは、タイトルである言葉です。
「仏に逢うては仏を殺せ 父母に逢うては父母を殺せ」

禅宗の言葉は奥が深いです。
今あるものにこだわらず、これを手放す事で
新しい自分、その先の自分が見えてくる
未来の扉、幸せの扉が開く

禅宗的には、こだわりを捨てなさいという事でしょう。

この教えに沿って、吉福伸逸さんが生きて活きた証
これが綴られた本だと思いました。

私は物にあふれ、こだわりにあふれ
なかなか悟りは開けません。

ただ、今年父が逝ってから
なんとなく、人生のありよう
物のありよう等も見え隠れしている感じです。

こんな荷物、娘に残してどうすんの
なんて心の声が聞こえてきています。

まずは、物も人も断捨離しないといけないのかも
しれませんね。

そんな中、人事異動があり
今ある部署にてんこ盛りに盛られた書類
自分が講演した時の資料、ハンズアウトの冊子
想い出に取っておきたいもの
そして大量の名刺・・何枚あるか数えられないけど
この4年間、一度も名刺みてませんね
ちょっと次の部署へは持っていけないよなと
思い切って捨てます。
オリコンと呼ばれる企業で使う小さなコンテナ
5個分くらいはある書類と名刺を捨てる覚悟ができました。
そういう意味で、
この本は私に幸をもたらしてくれたのだと
感謝をしております。

トランスパーソナル心理学

学会まであるんですね。
これはすごいです。

喜福さんのスピリッツが拡散していったのか
新しい理論で成り立っているのか
私にはまだまだ深い所までは
はかり知れませんけど

http://www.jatp.info/

もうちょっと学ぶ必要はありそうですね。
そういう意味でも、いろいろな出会いをいただけた
この本は、読んで良かったと感じはじめています。

本日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
皆様に感謝いたします。

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