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うつのひとへ⑤

○「〜すべき」をやめてみる
生まれつきであったり、親の影響だったり色々だと思いますが、うつになりやすい人は、「〜すべき」と考えがちな人が多いのではと思います。
それが多ければ多いほど生きづらくなっていきます。
自分のことも、他人のことも「こうすべきなのにできてない」という目で見るのでどんどんストレスが溜まりますし、あんまりそういう人に近寄りたくないので、人間関係もどんどんうまくいかなくなっていきます。
自分はここ数年でだいぶ自分の中の「すべき」を減らせてきたのではと思います。(まだ減らしている最中です)
すべきを減らす時に同時進行でやるといいのは、以前も書きましたが、自分でやれることを増やすことです。自分が知らないことはなんとなく簡単にできそうな気がするものですが、言うは易し行うは難しで、実際やってみるとその人はその人で苦労している事がありますし、楽勝でやれることをさぼっている、みたいな状況ではない事がほとんどだと思います。
自分でやれることを増やしていくと、体験を通じて自分が見えてなかった苦労に気付けるので、人にも自分にも優しくなれて、徐々に「〜すべき」が減ってくると思います。
やれることを増やしておくと、いざ誰かがいなくなった時にフレキシブルに動いてひとりでなんとかできるので、そこの不安も軽減されますし(最悪自分がやればなんとかなるな)、周りからもそこを評価してもらえることで、集団の中で動きやすくなってストレスも軽減します。
うつになりやすいひとはプロフェッショナルを目指すより、二流、三流の多彩なひとを目指すほうが向いていると思います。
その方がすべきが減ってのびのびしてくるからです。ただ、まだそういう生き方は少数派なので、認めてくれないタイプの人も組織にはいるかもしれません。
自分もそれは嫌だなあと思うんですけど、そういう人はあんまり気にせず、認めてくれる人を大事にしましょう。

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