【音楽のススメ】#5 読書にピッタリな音楽のオススメ4選
今回は音楽紹介をやっていきたいと思います。
皆さんは、本を読むときは音楽をかけるタイプですか?それともありとあらゆる音をシャットアウトして無音で楽しむタイプですか?
私は、集中して読みたいときは無音にすることもありますが、そんな時でも「無音であること」に気を取られてしまい、却って集中できないということもあります(笑)
かといってテレビやYouTubeをつけると、そっちに気が入ってしまって本から気が逸れてしまいます。音楽でも、自分が普段から聴いているような曲を流してしまうと、その音楽が大好きなあまり、またそっちに気が入ってしまいます。「あ、今のベースの音めっちゃいいじゃん!」とか思って、スマホに戻って何回もその部分をリピートしてしまうことも多々...。読書どころではなくなってしまいます。
なにか本に集中できる方法はないか...。
それを探索している中で、いわゆる「インスト」というジャンルを開拓し始めました。今では、インスト曲だけをまとめた動画とかもYouTubeにたくさん挙がってますし、広く認知されている言葉ではあると思うのですが、念のため。
今までもインストを聴くことは何度かありました。例えば、私がやっているラジオのOPとEDは「しゃろう」さんというアーティストのインスト曲です。YouTubeのインスト集にもそういうタイトルが付けられることが多いですが、インストは歌のある音楽とは違って、何か作業をするときとか心を落ち着かせたい時間にピッタリです。
そんなインストというジャンルの中で、私自身が「これは良い!」と思ったアーティストを今回は4人紹介させていただきます!この4人のアーティストの方の曲の中には、厳密に言うと"インスト"というジャンルから離れてしまうものもあるかもしれませんが、本の中の物語をより色付けてくれるような、そして読んでいる自分もリラックスできるような、素敵な音がたくさんあります。
音楽的な知識が乏しいため、あまり解説することはできませんが、感想や好きな曲をいくつかピックアップして紹介させていただきたいと思います。
1. haruka nakamura
このブログの中でも何回か紹介している方です。haruka nakamuraさんを知ったのは、YouTubeのオススメに流れてきた『arne』という曲がきっかけでした。初めて聴いたときは、曲の落ち着いている雰囲気に反して、かなりの衝撃を受けました。曲の中にリズムやテンションの変化がほとんどないにも関わらず、ずっとずっと聴いていられる曲です。私が普段好んで考えている"美しさとは何か?"というテーマの答えは、まさにharuka nakamuraさんの曲の中に現れていると感じます。「【音楽のススメ】#2 2020年檸の音楽TOP10」の中でも紹介した『アイル』という曲は本当に大好きすぎて、未だにMVを見ると泣きそうになってしまいます。それ以外にも、『Orion』や『君のカノン』といった曲も好んで聴いています。私自身は今上で紹介した曲は本当に大好きすぎて、普段からたくさん聴いています。それこそ読書の時に流してしまうと、そっちに気が入ってしまうので、haruka nakamuraさんの曲は本当にたくさんあるので、読書の際はシャッフルして色々な曲を流しています。どの曲も落ち着いていてリラックスできて、でもちゃんと世界観もあって素敵です。読書をはじめ、何か作業する時にもピッタリですが、それだけでは勿体ないぐらい魅力のあるアーティストです。
2. yutaka hirasaka
この方の曲もリラックスできる曲が多い印象です。あくまでも個人的な感想ですが、曲の雰囲気としては、優しい、温かいというよりは、儚い、寂しげという形容が合うようなものが多い感じがします。その雰囲気の中にも、曲1つ1つの個性がしっかりとあって、まさに"旅をする音楽"というイメージを私は持っています。yutaka hirasakaさんを知ったきっかけは、『eternal moment』という曲で、それ以降は『going back』や『a beautiful day』といった曲にハマってきました。ギターとピアノの音の調和自体とても気持ちよいのですが、そこに弦の歪んだ音とかも響いて入ってきて、表現の多彩さを楽しむことができます。
3. Sleepy Sheep
ここまで紹介した2人のアーティストの曲を聴いて、「結局、優しいとか温かいとかそういう曲ばっかなんでしょ?」と思った方もいるのではないでしょうか。ということで、後半2人はちょっと違う経路のアーティストを紹介します。まずは、Sleepy Sheepさん。実は、ほんの1ヶ月前ぐらいに初めて聴いたアーティストなので、まだ日は浅いのですが、思い切って紹介させていただきます(笑)。聴いていただいたら分かると思うのですが、Sleepy Sheepさんの曲はとにかくお洒落感がすごいです。ハマったきっかけは『Turntable』という曲なのですが、その後色々聴いていく中で、1番好きになったのは『The Letter』という曲です。掴みどころがないというか、別に暗いわけでも怖いわけでもないんだけど、ちょっと不気味さを感じるところがたまらなく好きです。他にも『Call for u』という曲は、最初の音作りがめっちゃくちゃ好みです。後は何と言ってもアルバムのジャケットですかね。曲を聴いただけでも十分にお洒落感は伝わってくるのですが、このジャケットには何ともいえないエモーショナルさを感じます。ポップな曲も多いので、ジャンルを選ぶかもしれませんが、小説にも合う音楽だと思います。
4. Snail's House
この方も恥ずかしながら知ったのは数日前です。今まで自分が知らなかっただけで、かなり有名な方なんですね。YouTubeの登録者は115万人にも及び、Twitterのフォロワー数も10万人近くいます。星野源さんのある曲にもシンセ・ベース奏者として参加されているとか。まだ数日前のことなので、曲自体も全然聴けてないのですが、読書中にシャッフルでこの方の色んな曲を流していたら、もうとても良くて...。ポップで可愛い曲が多いので、最初流したときは「これは読書には合わないかな...」というイメージだったのですが、意外にもそんなことはなかったんですよね。それも、この曲を流していたときに私が読んでいた本は乙一さんの『ZOO』という小説です。分かる人なら分かるかもしれませんが、あの『SEVEN ROOMS』を読んでいた時です。あの恐怖感とSnail's Houseさんのポップな曲が合わさったときは、もう何ともいえないギャップが生じて、その不気味さが本当にたまらないんですよね...。読書においても音楽においても、これが正当な楽しみ方だとは言えないかもしれませんが、1周回ってミステリー、ホラー、イヤミスといったジャンルの小説を読む時にピッタリなアーティストだと思います。個人的には、『love birds』や『Magical Night 〜intro〜』といった曲が好きです。あと、『morph』という曲もとても面白くて気に入っているのですが、これは曲に気を取られすぎて、読書には合わないかもしれません...(聴けば分かります)。
ちなみに、偶然にも本日がお誕生日だそうです。おめでとうございます🎉
以上、今回は本を読む時にピッタリなアーティストを4名紹介させていただきました!いかがでしたでしょうか。
今回紹介したアーティストに共通して言えることは、流し聞きするのが勿体ないくらい良い曲が多いということです。この記事で【BGM】という言葉を1度も使わなかったのはそういう意味があります。バックグラウンドで聴くだけの曲じゃないと思うので、皆さんもハマった曲がありましたら、是非一度真剣に聴いてみてくださいね。良さが何倍にも膨らむかもしれません。
今回アーティストも含め、私自身まだこの「インスト」というジャンルに対しての知識や触れる量が多くはないので、これからもたくさん探索していきたいと思います。皆さんも、読書にピッタリのアーティストがいたら、是非教えてくださいね。
それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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