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【SDGsゲーミフィケーション教材】普段捨てられてしまう食材の部分の栄養素を学ぶことができるカードゲーム「Edible Cycle(エディブル サイクル)」が完成!

はじめに

私たちは金沢工業大学の経営情報学科3年生です。
現在、授業の一環でSDGsのゲーミフィケーション教材の開発を行っています。
その一部のメンバーで構成されたグループ2(さち☆ドラ)は、普段廃棄されてしまう食材に注目し、食品ロスの解決に貢献したいという思いから、
「Edible Cycle(エディブル サイクル) ~廃棄食材を活用しよう~」という食品ロスに焦点を当てたSDGsゲーミフィケーション教材を開発しました。
この記事を読んで、興味を持っていただけた方は仮想クラウドファンディングにてご支援よろしくお願いいたします。


開発の背景と目的

世界的に飢餓が深刻な問題になっています。世界では、9人に1人が栄養不足で苦しんでいる現状があります。
また、日本では6割以上を輸入に頼っているにも関わらず、多くの食品を廃棄しているのが現状です。
みなさんは1日あたりの日本で捨てられている食品廃棄の量を知っていますか?それは、日本の人口1人あたり毎日おにぎり1個分(約113g)と言われています。
この現状を踏まえて、私たち1人1人がSDGsを意識して生活し、少しでも開発目標の「飢餓をゼロに」「つくる責任 つかう責任」達成に貢献しようと意識することで世界をより良くすることができます。
この2つの開発目標の達成のために楽しみながら学ぶことができるカードゲームを開発しました。

図1:持続可能な開発目標(SDGs)

食品ロスを防ぐために意識すべきこと

食品ロスを防ぐためにも
①買い過ぎを防ぐ
②食品を使いきる
③残さず食べきる

この3点を意識することが大切であるとされています。


「Edible Cycle(エディブル サイクル) ~廃棄食材を活用しよう~」とはどんなゲーム?

Edible Cycle(エディブル サイクル)は、プレイした人が食品ロスを防ぐこと栄養が偏らないように食べることの2つを意識するようになることを目的にしています。
カードゲームを通して楽しく食品ロスを防ぐために意識することと栄養が偏らないように食べることの大切さを学ぶことができるSDGsゲーミフィケーション教材です。

内容物

・食材カード:44枚
・廃棄食材カード:28枚
・調味料カード:12枚
・イベントカード:8枚
・ミッションカード:8枚
・ゲームシート:1枚
・ゲーム内通貨(エディマネ):63枚
・半額シール:10枚
・説明書:1冊
・作った料理をメモする紙:12枚

図2:Edible Cycle内容物一覧

プレイ方法

~準備フェーズ~
①1人6枚ずつゲーム内通貨(エディマネ)を配ります。
②食材カードの山札から3枚、ミッションカードを2枚それぞれプレイヤーに配ります。
③食材カードの山札から8枚、廃棄食材カードの山札から4枚をそれぞれ引き、食材カードはゲームシート内の食材コーナーへ、廃棄食材カードもゲームシート内のおつとめ品コーナーに裏向き(栄養素が見えるよう)に並べます。
④じゃんけんで順番を決めます。

~プレイ開始~
①ターン開始時にイベントカードを1枚引きます。そのターンは引いたイベントカードの効果が適用されます。
②1ターンごとに各プレイヤーは順番に手持ちのゲーム内通貨(エディマネ)と食材or廃棄食材を交換します。ここで注意することは手持ちのゲーム内通貨(エディマネ)が0枚になってしまったら負けになります。
③毎ターン終了時に食材カード・廃棄食材カードを最低3枚以上組み合わせてオリジナル料理を作ることができる人は作ります。オリジナル料理を作ることができた人はゲーム内通貨(エディマネ)を1枚獲得することができます。また、作ったオリジナル料理がミッションをクリアしていると更に1枚プラスして獲得することができます。ターン終了時に手札が0枚になっていると好きなカードを山札から1枚獲得することができます。
④これをプレイヤーが3人の場合は6ターン、プレイヤーが4人の場合は8ターン行います。
⑤全てのターンが終了すると、プレイヤーが作った料理の中から自分が食べてみたいと思う料理に投票し、投票数に応じてゲーム内通貨(エディマネ)を獲得することができます。
⑥最後に持っていたゲーム内通貨(エディマネ)が1番多いプレイヤーが勝ちとなります。

学びの要素

私たちは食べ物を体内で消化し、食べ物の中に含まれる様々な栄養素を吸収して利用しています。私たち人間にとって極めて重要な働きをする、「炭水化物・脂質・たんぱく質・無機質・ビタミン」があり、五大栄養素と呼ばれています。この五大栄養素の内どれを最も多く含んでいるのかを一目でわかるように食材カードと廃棄食材カードの縁を五大栄養素の各栄養素ごとに色分けしました。また、裏面には五大栄養素の中から更に細かく分けた栄養素が書いてあります。このEdible Cycle(エディブル サイクル)は、ただカードを集めて料理を完成させるのではなく、栄養素を意識しながら料理を作ることで、普段の生活を見直すきっかけになります。

楽しめる要素

イベントカードやミッションカードにより、ターン毎に毎回違った状況下でゲームが行われます。このカードゲームは基本的に対戦型ですが、中には達成できないとプレイヤーが不利な状況になってしまうミッションも用意されています。臨機応変に対応して様々な食材を使い料理を完成させ、優勝を目指しましょう!
また、パッケージのデザインや食材のイラストは全て手書きでどれも可愛らしく愛着のあるカードになっています。


さいごに

最後までこの記事を読んでいただきありがとうございました。
現在私たちは「Edible Cycle(エディブル サイクル)」の仮想クラウドファンディングを行っています。なお、結果が良かった場合には実際にクラウドファンディングによる資金集めを行う可能性がありますので正直な回答をお願いいたします。
興味を持っていただけた方は是非下記のURLより仮想クラウドファンディングへのご参加よろしくお願いいたします。
仮想クラウドファンディングの期限は2023年1月22日の22時までとさせていただきます。

追記:仮想クラウドファンディングの受付を終了させていただきました。たくさんのご支援ありがとうございました。

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