見出し画像

愛している、だから距離を置く。

私の両親は、いわゆる「毒親」にあたるのだと思う。

子どもの頃から、両親の喧嘩に怯え、母や祖父母の愚痴を聞き、父の機嫌をとって、できる限り家庭が円満に回るように振る舞って育ってきた。

子どもを産んで、親と電話で話した後にどっと疲れて家事ができなくなるほどフリーズする事が多々あり、それがなぜかずっと分からなかった。
それが、両親が私のエネルギーを吸い取っているからだと気づいたのは、自分が機能できず、死ぬことまで考えるようになってカウンセリングを受けるようになってから。
私のトラウマ、鬱(の思考回路)の原因は、幼い頃からの環境だということが分かって、今までの苦しみ、経験、いろんなことが腑に落ちた。

私自身を守るため、私の子どもたちを守るため、私は両親と距離を置く。
バウンダリー(境界線)をしっかり引くことにした。
その時にカウンセラーに言われた言葉。

愛しているけど、バウンダリーを引く」と思わないこと。

「愛している。だから、バウンダリーを引く」んだよ。

バウンダリーを引けるようになって、ものすごく楽になった。

本当は、育つ過程で、親からバウンダリーを教えてもらわなければならないのだけど、私の両親はバウンダリーが皆無だったので、両親の気持ち=私の気持ちになっていた。
私は私。
それが、両親を大切にすることにもつながると、今は信じている。