【異郷日記】22/9/24 ゆるむ
今朝も早朝ヨガ後に仕事へ。クライアントのリクエストで朝食後に公園へ行く。全方位に揺れるブランコのような遊具に一緒に乗って欲しいとのリクエストに、最初は断っていたが最後は覚悟を決める。肩首がわりと常時凝っていて痛いからか、回転するよう動きで酔ってしまいめまいがする。頭や首をマッサージしてから乗る。久しぶりの動きに大声で遊園地のジェットコースターに乗っているようで叫びまくってしまった。このクライアントは平気でずっと乗っている。年齢的に大丈夫で楽しめるとか、本人の好みという以外にも、こうしてぐるぐると揺れ、酔った感覚になることで、心の中でぐるぐる渦巻く強い感情をデタッチしようとしている気がした。なぜなら、この子は学校と家庭で問題行動が絶えず、転校を打診され、両親も心理的距離を置くようになっていたからだ。乳児の時から育てにくい子という印象が母にはあるらしく、埋まらない心理的距離が、強い感情をプロセスすることを阻んでいる気がした。
職場に戻り、クライアントの母が迎えにきて、私一人になった。パソコンを見ると、まだ視界がぐるぐるして頭がくらくらした。一度仕切り直そうと、横になる。思えば、いつも誰かに見張られている気がして、ゆっくりできないと思った。見張られているのは、誰になのだろうか。元々は祖母だった気がするが、いつのまにか自分が自分を見張っている。そう気づいたら、楽になり、午後の効率を上げるためにも、暗くして休むと決めて目をつぶった。そのあとはとても楽になり、事務仕事を進めることができた。
無事に長時間の仕事が終わり、ホッとして帰宅する。家人から電話が少し前に入っていたのでかけ直す。ヒマラヤにいる家人は、大勢の僧侶たちの読経か祈りの儀式のようなものを見て、感動したよう。私に聞かせたくて電話をかけてきたとのことだった。電話は受けれなかったが、こういう視点のつながりや気持ちが嬉しい。
ぼわーっとして、ゆるんで動画を見る。100歳過ぎて孫と暮らすおじいちゃんを見て癒される。おじいちゃんと一緒に、日本の茶の間にいる感覚ですごく嬉しい。特に話がなくても、背景のテレビの音声は、ぽつりぽつりとした会話を聞くだけで、とても安心した。戦前生まれで、戦時中を生き抜いた人々の強さ、芯のある生き方はいつも襟を正される。
さすがに疲れてたけど毎日の日課のエクササイズをして、頭皮用スクラブでマッサージしてから洗髪して寝る。頭皮からすっきりして、ゆるんだ。明日は休みだから気が抜けている。こういう解放感は嬉しいし、好きなのだと思う。長時間を走り抜ける解放感が近年増えているが、目標に到達した時の達成感とにているから混同しやすいように思う。また目標、どこに向かうかの行き先をよく見極める時期にきている。しかしまずはゆるみたい。
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