作る
「モノを大切にしなさい」と教えるよりも、手っ取り早くモノの大切さに気付かせる方法は、
「モノを作らせること」だと誰かから聞いたことがあります。
自分で作ると、作り手の気持ちがわかる。ということでしょうか。
確かに。
私は一人暮らしして母親のありがたみがわかりました。(よくある話だわ)
特別支援学級の担任をしていた頃。
生き物を育てるのと同じように、
たくさん作りました。
季節の飾り
季節の料理
教室前の掲示物
入学式、卒業式で使う花飾り
ここで紹介しながら、自分の記録用としても残しておこうと思います( ˙◊˙ )
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これは、巨大クリスマスツリーと巨大雪だるま。
クリスマスツリーはプラスチック段ボールを切って、十字型に組み合わせたもの。
雪だるまは、バランスボールに和紙(水溶きボンドを浸したやつ)を貼り付けて、固まった後にバランスボールの空気を抜いたもの。
どうせならデッケー方がいい!!!と、生徒の意見を鵜呑みにし、デッケーやつを作ったはいいが、これ、どこにしまっておく?とクリスマスが終わってから気付きました。(計画性ゼロ)
でも、
クリスマス会も盛り上がったし、何より、自分たちで作り上げた感があって最高だった( ˙◊˙ )★☆
何でも飾っちゃえって最後は七夕飾りとか飾っちゃったりして。飾りが進むにつれて喪失していく季節感・・・ww
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次は、ボックスリース。
10月ぐらいから事務員さんに「おしゃれな箱とっておいて!!」とお願いしておく。気のいいおばちゃん(口を慎め)だった事務さん、「まっかしといて!!!!!!!!!」と。
田舎の学校だったので、松ぼっくりの採集には困らず。
だって、学校の裏の斜面に
「これでもかぁあぁ!!!!!!」というほど松があったのよ。
綺麗な松ぼっくりを集めて、熱湯にさらして虫さん達を駆除。乾燥させてから、ラッカースプレーで色を塗り、グルーガンで箱に接着しながら詰め込んでいく。
この、グルーガン!!
本当に使えるのよ。何でもくっつく。すごいのよ。
グルーガン。
大好きグルーガン。
グルースティックの色も豊富で、ラメ入りのグルースティックや色付きのものも100均で売ってるから!!
グルーガンすごい(もうわかった)
この、ボックスリースは職員室の先生方にも好評で、飛ぶように売れました。儲かったわーーーー(商売が目的ではない)
チラシの作成、販売、お礼状を作成し手渡す・・・までが授業の一環。
何かを販売し、お金を受け取った場合には必ず「お礼状」を出しました。
顧客の獲得・・・じゃなくて、感謝の気持ちを伝えるためにね。
計算が得意な生徒には、売り上げの計算を数学の授業と合わせながらやりました。原価がいくら、売り上げがいくら、利益はいくら・・・・実際のレシートと、購入してくださった先生のリスト、そして本物のお金を数えるのが楽しかったらしく、数学嫌いな子も進んで計算していました。本物っていう威力。何事も、実学にかなう学びはないですなぁ。
何よりも楽しい。
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さて、次はこれ
多肉植物の寄せ植え。
これまた、事務員さんの協力なくしてはできません。
「おしゃれな瓶があったらとっておいて!!」と頼むと、
「任せといてよ!その代わり、1番に買い物させてね!!」と。
なんて、いいおばちゃんなの・・!!!(口を慎め)
事務員さんにしかお願いしていないのに、何故か職員室で色んな先生が瓶をくれました。
ジャムの瓶や、ピクルスが入ってた大きな瓶、梅酒が入っていたであろう長細い瓶、ドレッシングの瓶、ごま油の瓶・・・・・・・・
うん、違うんだ。欲しいのは小さくて浅い瓶なんだよ( ˙-˙ )
おばちゃん、広めてくれたのはいいけど、情報が雑だよ。(嘘です。ありがたかったです。いただいた使えない瓶は細かく砕いてレジンアートに使いました。カラフルキラキラ可愛かった。)
たくさん瓶は集まるが、寄せ植えにぴったりな瓶って中々ない。
最近はジャムも紙のケースに入っていたりするもんね。
と、いうことで、ペットボトルを切って、底の部分を使うことにしました( ・∇・)
そして、何より重要な多肉植物は、道端で群生しているものを発見。苔も、道端に無造作に生えているものをゲットだぜ◎
ゴミと雑草を使った、この多肉植物の寄せ植えは原価0円。教員としてよりも、商売人としての才能が開花し始めてる。
こちらの商品も好評で、作ったもの以上に注文が入り、増産することに。
快く買ってくださる、温かい職員の皆様に恵まれていました。ありがたい。
そして、この多肉植物が物凄い生命力で(そりゃそうだよ。もともと雑草だからね。雑草魂。)買ってくれた先生たちが上手に育ててくれるもんだから、もっさもさに増える増える。
植え替えたり、株分けしたり・・・どんどん増えて・・・
3ヶ月後には職員室も教室も多肉植物で溢れていくことを一体誰が想像できただろうか・・・
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次は、小銭いれ!
作業学習の一環として刺繍をしようと思ったんだけど、刺繍はどうやら家庭科の授業でやるらしい・・・・
ふむ。じゃあどーしよっかなーって考えてたら、職員室のおじいちゃん先生(失礼極まりない。)がおもむろに胸ポケットから小さな三角形の小銭入れを出したではないか。
「ん?」
「お?」
「ピーーーーーーーーーン!!!!ひらめいたぁぁあぁ!!!!!」
この、単純な作り。これなら作れるのでは・・・・?
ということで、極厚フェルトと刺繍糸で小銭入れを作ってみることに。
まずは、私が試作品を作ってみる・・・・
「え、めちゃかわいくない?」(自画自賛)
おばちゃん事務員さん(口を慎め)にウキウキしながら見せにいく。
「あらやだ、かわいい。」(出た。必殺おばさんのアラヤダ。)
これは、フェルトと刺繍糸の色の組み合わせを考えるのが楽しくて、作り手の個性が光る作業学習になりました。楽しかった。
この辺りから、生徒が
「先生、スタンプカード作りましょ」と。
あああ。なるほど。買ってくれたらスタンプがたまっていって5こ集まったら好きな商品と交換できるっていう太っ腹なシステムを導入。w
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大好きグルーガンで何でもかんでも磁石にしました。
学校って、何かと磁石使うんですよ。
これは、販売用ではなく、自分たちの教室で使う用。
そして、LEGO人形は完全に私の趣味。もちろん、自分のお金で購入。
この他にも、100均で売っているおしゃれな木製ピンチも磁石にしたりしました。
これは、他の先生方にも好評で、
「これを売ってくれ!!」
と、言われましたが。
なぜかこれは売らなかったんだよなぁ。
何でだっけな?売るタイミングがなかったんだっけな?
忘れたーー。
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七夕では全校生徒(田舎だから全校といっても140人ぐらい)に短冊を配って七夕飾りを完成させたり。
立派な笹は教頭先生が自宅の庭(という名の山)から切ってきてくれる。
校長室に飾ってあった花をドライフラワーにしてみたり。綺麗にできたので、小さな束にして、生徒用トイレに飾った。
消しゴムハンコ作って年賀状を作成&投函してみたり。
このプンバはオトナの本気。私が黙々と生徒と一緒に彫ったもの。亥年でした。
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とにかく、通常学級ではできない、学び方でたくさんのことを学びました。
調理実習も1ヶ月に1度のペースで実施し、手の上で豆腐を切れるようになったり、
ディズニーランドマップを拡大してアトラクションの待ち時間を設定し、60進法の時間の勉強をしたり、
教室のインターホンを使って、電話の会話から大切なことをメモして、人に伝えるコミュニケーショントレーニングをしたり・・・
とにかく、特別支援学級での経験は本当に大切なものでした。
今は、通常学級の担任ですが、確実に特学の経験がなければこんなに学級経営を楽しめなかったかもしれない・・・・
ということで、今回は、特別支援学級での作成記録まとめでした。
紹介できなかった作品はまたいつか・・・
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