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私がエリック=サティに憧れる理由【もにコラム moni-column】 #3

皆さん、ぐっもニカ〜!🎹 MONICA MUSIC FACTORYです。

不定期連載「もにコラム moni-column」では、MONICA MUSIC FACTORYのアレンジ楽譜や、鍵盤ハーモニカにまつわるテーマを設定し、皆さんにより深く音楽を楽しんでもらえるようなコンテンツをお届けします!
今回は、現在販売しているアレンジ楽譜(+クラシック音楽)にまつわるテーマでお送りします。

↓ アレンジ楽譜の販売の詳細はこちらから。


ドビュッシー派? ラヴェル派? それとも両方派?

 しばしば世間に「好きな(クラシックの)作曲家は?」とアンケートを取ると、毎回のように上位層に食い込む作曲家が二人います。
 ともにフランスの作曲家、「ドビュッシー」と「ラヴェル」です。

 島村楽器の従業員に対して、「自分の曲を作曲してほしい作曲家は?」と調査をしたことがあるそうです。
 そのときも、ドビュッシーは第3位、ラヴェルは第7位でした。自分の曲を作って欲しい! と言われることは、一人の作曲家としてはとても名誉なことではないだろうか? と思います。

 そんなドビュッシーもラヴェルも、それぞれ良いところ、素敵なポイントがある非常に魅力的な作曲家です。
 ……が、もしも「ドビュッシーとラヴェル、どっちが好き?」と聞かれたなら、私はこう答えます。

 「ピアノ曲」ならドビュッシー。「オーケストラ曲」ならラヴェル。

 その理由は、一言で言うと「オーケストレーション」の差でしょうか。   

 ドビュッシーは、彼が登場するまではクラシック音楽ではあまり使われてこなかった全音音階と、はるか昔から使われてきた教会旋法の使い手。
 彼はピアノ一台で、いったいどうしてここまで立体的な音響を引き出すことができるのでしょうか。
 彼のピアノ曲を聴いていると、コンサートホールで正面にいるピアニストによる演奏を聴いている、と言うよりは、ライブハウスで四方八方のスピーカーから音が鳴っている、という印象を受けるんです。
(※注意:「中の人」による個人的な意見です。理論的な作品分析や文献に基づいた内容ではありません。)

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