中世ヨーロッパのレシピを作っています
「中世ヨーロッパのレシピ」という本はとても興味深い本です。コストマリー事務局さんの本ですが、中世ヨーロッパのレシピでお食事会をしたり、服装も中世のもので中世の音楽を楽しまれたり、さまざまな活動をしておられるようです。
この本は中世ヨーロッパに興味がある方も、歴史が好きな方も楽しめると思います。
今回作ったのは2つ。
まずはレント(受難節)期間中に食べたと思われる(肉食をしない)「レモンフリッター」
こちらです。
まんま、レモン天ぷら。
煮たレモンを揚げています。
だからか、酸っぱさは有りませんが、苦味が口に残る感じ。
ハーブソルトとはちみつで食べてみました。
はちみつが合うように思いました。
タラの芽のえぐみに近い苦味があります。
次は、修道院が運営していた施療院(hospital)で提供されていたパン。
ずっしりしっかりのパンでした。
中世前期だそうです。修道院は貧者や病者の世話をする施療院を持っていて、そこでは白いパンが出たそうですが、これひとつでかなりお腹いっぱいになります。修道院では雑穀入りのパンを食べていたそうで、このパンは実はかなり人気だったのかしら?
ずっしりパン。
ハーブソルトをかけて食べてみました。
むちゃくちゃ合います。
ちなみにお茶はヒルデガルトのハーブティーにしました。
中世の修道院長ヒルデガルト・フォン・ビンゲンは幻視をして、音楽を作り、薬草を使い、宝石療法を行なっていたそうです。カトリックの聖人で教会博士でもあります。
わたしがヒルデガルトハーブティーが大好きなので、施療院のパンとヒルデガルトハーブティーで大満足でした。
子供たちはずっしりパンに圧倒されていました。
中世ヨーロッパのレシピ本、楽しいです。