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消費と浪費を考える
昨日の夜に指原莉乃と田中みな実がインスタライブをしていた。私はフォローはしてなかったのだが、友人がシェアしていたので見ることが出来た。田中みな実は、自身でSNSをやっていないので指原莉乃のインスタで見れるのか💡´-と思って指原莉乃もフォローした。
内容は、今伊勢丹でやっている『サロン・デュ・ショコラ2025』についてでとても興味深い内容だった。この時期、キロ単位でチョコを食べる田中みな実の口から出るチョコレート愛は【推し活】そのものだった。彼女の口から出る愛のハーモニーは、さすが元アナウンサーと言わんばかりの滑らかさだ。彼女の賢さ、語彙力が羨ましい。
私はどちらかと言うと、チョコレートに大金を使うなんて。という具合で、わざわざ並んでチョコレートを買うこともないし、高いチョコレートに全く興味がなかった。しかしそんな私が、気が付いたら伊勢丹オンラインで6,000円もするチョコレートを購入してしまっていた。
美容にとても気を遣っている彼女が、ニキビを作ってでも食べるチョコレートがどんな味なのか、気になって仕方がなかった。彼女の滑らかすぎるプレゼンにすっかり心を奪われた。
体験したこともないくせに「チョコレートに大金を使うなんて。」なんて、失礼な発想だと思った。
私と同じ気持ちになった人が多く、田中みな実が激推ししていたチョコレートがライブ中に売り切れた。私も買い逃し、同じところの違う種類のチョコしか買えなかった。
ここで「明日伊勢丹に並んで買いに行こう」となるほどの行動力はなかった。
そもそも、そんな気合いを入れてまでチョコレートを買う人間ではなかったはずなのだ。
しかし、気付けば私は、伊勢丹オンラインでポチった6,000円のチョコレートの到着を今か今かと待ちわびている。
田中みな実の語彙力と、チョコへの愛に、まんまと影響されてしまった。
たかがチョコレートに6,000円。
いや、されどチョコレートに6,000円。
以前の私なら「そんなの浪費じゃない?」と一蹴していたかもしれないけれど、今はちょっと違う。
これは、ただの贅沢ではなく、新しい世界を知るための入場料なのだ。
浪費が消費に変わった瞬間かもしれない。