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配当金ってなに?🔰
株式投資を始めると「配当金」という言葉をよく耳にしませんか?この記事では「配当金」や「配当利回り」についてわかりやすく解説します。
配当金ってなに?
配当金とは、会社が稼いだ利益を株主に分配するお金のことです。株主は株を「持っているだけ」で会社からお金💰(配当金)が貰えます。
配当金はどれくらい貰えるの?
配当金の額は、会社によって違います。また、株主が何株持っているかによっても違います。普通は「1株あたり●●円」というように会社が発表します。
・1株あたり50円の配当金の場合
→あなたが100株持っていれば5000円配当金が貰えます。
(※税金がかかります)
配当金は何のために配るの?
①株主を喜ばせるため
→ 配当金が多いと、「この会社に投資してよかった!」と思う人が多い。配当金を貰うことを目的として株を買う人が増えるので、結果的に株価が上がることもあります。
②会社の好調さをアピールするため
→ 配当を出せるということは、「うちの会社は利益をしっかり出してます!」というアピールになります。
③お金を余らせすぎないため
→ 利益を全部ため込んでても、使い道がなければただの現金の山となります。だったら少しでも株主に配って還元した方がいいよねという考えです。
④株主に株を長期保有してほしいから
→ 配当金を長年出し続けている会社は、株を長期保有する株主が多いです。株主が株を長期保有すると、株価が安定し、会社の信用が高まって銀行からお金が借りやすくなったり会社にとってメリットがあります。
配当利回りとは?
配当利回りとは、100万円分の株を買ったとして、その株が毎年5万円の配当金をくれるなら、配当利回りは「5%」になります。
計算式:
配当利回り(%) = 1株あたりの年間配当金 ÷ 株価 × 100
配当利回りは高ければ高いほどお得?
一見、「配当利回りが高い=お得」と思われがちですが、それだけで飛びつくのは危険です⚠️
配当利回りが高い理由には、主に2つの理由があります。
①配当金が多いから高い
会社が利益をしっかり出して、株主に沢山還元してくれているならOK👌
②株価が下がってるから高い
これはちょっと要注意が必要です。株価が下がると計算上、配当利回りは高くなりますが、今後会社の業績が悪くて配当金を減らす可能性もあります。
→配当利回りが高いからってすぐに飛びつくのではなく、会社の業績や将来性もきちんとチェックすることが大切です。
配当金を出さない会社はある?
→あります。特に、成長企業(スタートアップやIT企業)は、配当金を出さずに利益を全部成長のために投資することが多いです。たとえばアメリカ企業の🇺🇸Amazonは、長い間配当を出さずに、その分ビジネスを拡大してきました。
こういう会社は、配当金ではなく「株価の値上がり」で株主に利益をもたらすという考え方です。なので、「配当金を出さないから悪い会社」だと判断するのは間違いと言えます。
●配当金を出す会社と成長が期待できる会社に分散投資するのが良いと思われます
配当を出しすぎる会社のリスク
配当をたくさん出すのは株主にとっては嬉しいですが、会社側から見ると「手元にお金が残らない」という問題が出てきます。そうすると、こんなことが起こりやすくなります⬇️
・新しい競争相手に負ける
→ 成長のための投資ができないと、他の会社に追い抜かれてしまいます
・不景気に弱くなる
→ 手元にお金が残っていないと、経済が悪化したときに対応できなくなる。
バランスが大事!
→ 会社にとっては「配当をどれくらい出すか」ということは、すごく大事な判断です。株主を喜ばせるために配当を出しすぎると、将来の成長を犠牲にすることになってしまうし、逆に配当を全然出さないと、株主が離れていくかもしれないのです。
配当を出すことと成長への投資、どちらもバランスよくやることが必要なのです。
今回は、「配当金」についてと「配当利回り」についてのお話をしました。次回は『配当金と成長投資のバランスがいい会社の見分け方』について書きますので、フォローしていただけると嬉しいです✨️
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