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ゴールデンポイント

イタリアには、GoldenpointというインナーXソックスXスイムウェアのメーカーがあるが、その店舗の話ではない。

個人的なドッグマップの中でも、ゴールデン・レトリバーに会える確率が高い場所のことをさしている。

概ね、金曜の夕方と土曜の昼過ぎに別々のスーパーに一週間分の買い出しに行くことが多いが、後者のスーパーのレジの外側には、バールの席があって、そこに、飼い主さんのシニョーラと愛想のよいゴールデンちゃんがいることが多い。
話しかけたことはないので、詳細は分からないが、わりと若いコなのだろうか。
カワイイ~と近寄って、撫でて行く人が時折いるが、人懐こく、誰かが近寄るとブンブンとしっぽを振って嬉しそうにしている。
いかにもゴールデン!という雰囲気で、あ、今日もいるな~とそのコを見つけると、自然に目尻が下がりそうになるものだ。
テーブル席の下の方にべたーっと伏せている姿も愛らしい。


ウォーキング/散歩のルーチンコースから少し足を伸ばすと庭の花や建築様式が素敵な建物が並んでいる通りがある。その通りにある一軒の建物は、木製の窓枠にラウンドバルコニーがあり、敷地に並ぶ木々の雰囲気と相まって絵になっている。通る度に、眺めるのが楽しみなのだ。
そのバルコニーには、最近布のカバーがかけられたソファーが置かれていて、そこに座って寛ぐ人を想像させる。
そのソファーを見ていて気が付いたのだが、バルコニーには、やはりゴールデン・レトリバーと思われる犬が寝そべっていた。通りからは角度的にお顔まではいつも見えないものの、あのコはゴールデンだろう、と。
まあ、万が一異なったとしても、ゴールデンだと思い込んでいる方がわたしにとっては幸せだ。
まだ、二回しか見かけていないものの、もともと気に入っていた通りと建物に、ゴールデンポイントという個人的な価値がプラスされた!


また別のコースに足を伸ばしたところ、これはダブルでラッキーXハッピー♪という箇所があった。
偶然、ゴールデン・レトリバーと黒のコッカー・スパニエルの二匹を散歩しているシニョーラに遭遇したのだ。この二種は、わたしのワンコ御三家(もう一種はプードル)に入るため、そのコたちを同時に見られるということは、ダブルで嬉しくなるということ。
黒のスパニエルちゃんと目があって、思わず目と目で通じあったり。
帰り道、いい日だったなぁ~と反芻したものだ。
その後、あまり日が経たないうちに、同じ辺りを反対方向から歩いていた時に、今度は、同じ二匹のワンコたちが、前回のシニョーラのご主人だろうかと思われるシニョーレに連れられていた。おそらく、その辺りに住んでいるのかもしれない。
飼い主さんのシニョーラ&シニョーレについては、どんな方たちだったか全く記憶に残っておらず、ワンコ連れでなければ絶対に認識できない自信があるが、あの二匹組みについては、ダブルラッキーXハッピーシンボルとして、またばったり会えることが楽しみなコたちなのだ。

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