至福のサラダ
毎週のようにランチに通っている、行きつけのお店があります。フルーツパーラーという名の、カフェと言うかレストランと言うか。
それだけでキャッチーなフルーツですが、その店はビーガン的な発想も色濃くて、いくつもパフェはあるけれど、たっぷりの生クリームやチョコソース、アラザンやスプレーなどのかざりはなくて、ベースはゼリーで安定感があって。フルーツの組み合わせもなかなか保守的な感じが良いのです。
こんなに書いたけど、今回はパフェではありません。
なかでも僕が気に入っているのは、ランチのときにセットで付けられるミニフルーツサラダです。初めての来店のときには、同じ値段のミニパフェをデザートで付けていたけど、サラダにしてみたら、まさに予想外の世界だったのです。
まず、セットのミニサラダというメニューは、僕の中ではかなり比重が高くて、野菜がたっぷりのメインなら付けないけれど、そうでないときには「頼らなければいけない存在」なのです。だから、そのミニサラダの出来によって食事が良くなるかどうか決まってしまうことが多いのです。
残念なのは、わずかな葉物にギラギラとドレッシングがたっぷりかかっている、ひとくちで食べられそうなミニサラダ。お皿だけが可愛くて、ほんとにこれ〇〇円?みたいなことがあるのです。・・ありますよね(笑)
対して、この店のミニサラダは結構しっかりとおしゃれな皿に入ってきて、ちゃんと量があります。しかもフルーツ込みだから彩りも豊かで、ドレッシングも美味しい。
これだけちゃんとしたミニサラダが食べられるお店はなかなかありません。個人的な感想ですが。
しかも、このサラダが週替りとなっており、何度も行かないといけない(行かなくても誰からも怒られないが)し、飽きない、という魔法のようなサラダなのです!どうだ、参ったか!
「サラダは週替りです。」
と隠れるように書いてあるメッセージに気づいてから、日参ならぬ週参に勤しんでいます。おかげで、毎週美味しいミニサラダを食べることができて、このために働いてる感すら覚えてしまう「至福のサラダ」なのです。
もし、この記事を関係者の方が読んでくださっていたら、伝えたいことがあります。
「これ、ミニが取れないでしょうか。3皿分の分量で、パンケーキ1枚つけたらイケると思うんですよね。」
サラダを食べ終えてから、おかわりしたくなる気持ちを抑えて、メインにとりかかります。メインには野菜とフルーツがたっぷりの、タコライス(肉はソイミート。ビーガン万歳!)を選びがちです。
満腹になると体調が整わないので、ご飯少なめでお願いすることも、僕の習慣です。
至福のミニサラダ、ご飯入りサラダ(正確にはタコライス)、ランチに付いてくるビネガードリンクで過ごす昼どきは、お店と野菜とフルーツへの感謝の気持ちが沸いてきて、なんだか元気になっています。
何となく、店員さんにも覚えられている感じがしているので、きっと「あ、また来ましたよ、サラダの人」と呼ばれているのかも知れません。流行り廃りのお店の形なのかも知れませんが、行くたびに様々な世代のお客さんがいるので(ただし、男性ひとり客は、まだ見たことがありません)、これからも週参しようと思うのです。