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今年のアレ、食べました?
みんな、今年も、アレがやってきたよ。
年に一度の恒例投稿になっている、スタバのアレの話です。2020年から追いかけているのですが、年々その進歩を目の当たりにして、これぞ企業努力と商品開発…などと胸を熱くしています。
かねてから言っていますが、アレは店ごとに形が違っていたり、味も違います。同じ店でも、年ごとに変えてくることすらある、変えやすくて、変えたくなる、変えるべき存在なのです。
そのたびに、僕のような愛好者は、今年はこれか…と感激し、また考察したくなるというもの。いやぁ、この時期が来ましたね。
今週は軽い投稿にしたいとか言ってたのに、いきなり長くなりそうな気配を感じていますが、読み手の方が置いていかれないように、なるべくゆっくりといきましょう。
え?何の話か?
モンちろん、あ間違えた。
もちろん、モン。
スタバのモンブランの件です。
今年のモンはこちら。
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「栗とほうじ茶のモンブラン」
来ました、和とのコラボ。ほうじ茶と栗は日本的な組み合わせではあるものの、焙じた茶葉の香ばしさは、木の実である栗との相性がよいというのは、近年注目されているところです。
そもそもほうじ茶が数年前から流行り出していたこともあって、さらに和ブームの流れから、和栗の次は和風食材との組み合わせになったのでしょう。(スタバでは、これまでも今回も和栗という言葉は使っていないと思われます)
スタバのモンブランは、前年の要素を引き継いでいることも多く、昨年のなめらかな印象のムースが、今年は台のように大きく支えになっていました。ただ、昨年は栗のムースでしたが、今年はほうじ茶のムースに。
さらに昨年、珍しい!と感じた、クランチの台が、今年は厚みを増していました。全般的になめらかなクリームたちの中で、クランチのやや硬めな食感は良いアクセントになりました。
比較はできないのですが、去年のものの倍くらいのボリュームがあるように感じました。おそらく、これまで出てきたモンの中でも最大では。
茶葉がトッピングされたマロンクリームの中は、軽めのホイップで、その下にほうじ茶のムース。そしてザクザクのクランチ。バランス的にも味としても、ほうじ茶が勝っていました。
マロンクリームのザラ感を、クランチのザクザク感が追い越していくので、今年のモンは栗の感じが薄れた印象でした。ただボリュームは過去最高なので、満足度は高いです。
ほうじ茶のモンというと、強烈な印象があるのが、始祖アンジェリーナのそれです。きっと本国のフランスにはないモンだと思うのですが、日本の食材とコラボした意欲作にして傑作でした。
それを食べた時に感じたのは、どの要素も儚い…ということでした。甘さが強いのは伝統ではありましたが、マロンクリームのザラ感としっとり感、口中にふわりと広がるほうじ茶の香り、ちょっとしょっぱいホイップが、さらに甘さを引き立てる…。
そのイメージもあって、今回のスタバはなかなか考えてきたなぁ、と何目線か分からない感激を覚えていました。
毎年、トレンドをしっかり押さえてくるスタバのモン、形も今っぽいまんまる。飲み物は、ほうじ茶ラテと一緒が良かったのかも、なんて思いました。
モンブランが苦手な方にもおすすめ。と言っても、そういう方ならこの投稿を読まないと思いつつも、ほうじ茶の優しい味わいとほっくりとした栗の雰囲気が、モンブランとは別のケーキのようでもありました(それ言ったらダメでは?笑)。
ゆっくりたっぷり楽しめる、という意味では、スタバらしいモンだと思うのでした。
去年の投稿はこちら
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