スタバだけじゃ、足りーず
先日、毎年恒例だとか追いかけてとか理由をあれこれと書いて、スタバのモンを紹介しました。たくさんの方に読んでいただけて、モンも(きっと)召し上がっていただけて嬉しいです。
幸いなことに、僕が暮らしているあたりにはさまざまなカフェチェーンがあり、季節柄、どのカフェでも、モンが提供されています。
安定感抜群のドトールのモンは、ずっと同じ形が続いています。熊本地震の際に、熊本を支援するために原料の栗が熊本県産になった印象があって、それも継続されています。
キャラメル風味の硬めのマロンクリームと、軽いホイップのシンプルな組み合わせ。台はメレンゲ。このバランスは、モンの老舗であるアンジェリーナに似ているので、かなり安心感があるのです。
忘れてはいません。きっと、あなたも気がついているはず。
おい、タリーズはどうした、と。
大丈夫です(何が)。
タリーズも追いかけている、というか僕は、モンブランを追いかけているので、安心してください(だから何が)。
タリーズコーヒーは、実はスタバよりもかなり早い段階でモンブラン系のケーキを出していました。ドリンクやフードのおいしさという点では、タリーズは一歩先にいる気がします(個人の感想)。
かつては、安納芋モンブランプリンタルトという、かなり盛り込んだケーキがありました。マロンとカシスを半分づつ合わせたようなケーキもありました。ケーキの創造性のようなものは、タリーズもなかなかです。
昨年は、モン単体だけではなく、モンブランラテというドリンクも出していました、今年はどうでしょう。ケーキも、季節に合わせ少しずつ変わる。モンブランも例外ではなく、多分毎年違うはずです。
さて、今年のモンはこちらでした。
「モンブラン」
商品名が潔い。かつてスタバで食べたようなカステラ状の台に、軽いホイップと滑らかなマロンクリームが絞ってありました。なんとなく花を模しているような形が特徴的です。
全体的にしっとりとして、優しい味わい。マロンクリームの滑らかさも、さっぱり軽いホイップも、とても口当たりが良くて。可もなく不可もなくという印象だったが、後味に驚かされました。
ふんわりと柑橘系の香りがしたのです。
柑橘系?と思ったけれど、思い当たることもありました。タリーズのフードで僕がとても気に入っていたものに、タマゴサンドがありました。それはほんのりと柚子の香りがついていたのです。タマゴに柚子?と思うかもしれないけれど、それは爽やかでマヨネーズの酸味ともとても合っていたのです。
昨年のモンには、ほんのりコーヒーの香りが付けられていたことも思い出しました。結果、今年のモンには、アールグレイの香りがついているのだとわかったのです。
スタバは日本茶(ほうじ茶)、タリーズは紅茶、モンブランとお茶を組み合わせる共通の発想に驚かされます。コーヒー屋さんが、お茶を合わせてみようと発想できる、モンの奥深さをまたもや感じさせるタリーズのモン。美味しかった。
毎年形を変えるのも挑戦ですが、あえて変えないドトールの安定感もまた、優しさなのだなぁとモンを見るだけでも思えてしまうのでした。