ピザの砂糖、じゃなくて
毎週月曜日に書いている旅の記録は、まもなく一年が経とうとしています。定期的に書く前、というかinfocusさんにサムネイルを作っていただくようになる、その少し前から書いているので、すでに50を超えています。
あちこち行ったなー、と言うのと同時に、友人にも言われましたが、自分でも「よく覚えてるよね」と思います。詳細を覚えているわけではないけれど、楽しかった瞬間は印象に残っているんですよね。
今はネットや、高画質のテレビがあるから、現地に行かなくてもいいなんて発想もあります。たしかに、状況的にはそれがいい時もありそうです。
でも、旅の醍醐味とも言える「体感」は、実際にやってみないとわからないものです。それがわかりやすく体験できた場所のこと。
今週もイタリアへの旅。
フィレンツェから列車で少し行くと、ピサと言う街に行くことができます。もう街の名前だけで何があるか分かりますね。
建物として完成しているのに、その不完全さがゆえに世界遺産にまでなってしまった「ピサの斜塔」です。つまらないことですが、きちんと垂直に直していたら、どうなっていたでしょうか。
子どもの頃、ピサの斜塔の映像を見て驚きました。倒れてこないのか、誰か住んでいるのか、多くの人がそんな危ない場所へなぜ見に行くのか、様々な疑問が沸きました。
確か、学童保育の部屋に、斜塔を模した「ぐらぐらゲーム」みたいな名前のおもちゃがあって、よく遊んでいました。実際の斜塔は動きませんが、その斜塔の周りに住んでいる人は怖いだろうなぁなどと呑気に考えていました。
ピサの斜塔を見ると決めたのはイタリアに行ってからで、斜塔がイタリアにあることも知りませんでした。
電車とバスに乗って向かい、いよいよ敷地内へ。
ピサの斜塔は、いわゆる鐘楼で、教会の鐘を鳴らす場所として建設されたそう。僕は斜塔だけが単独で建っているのかと思っていたので、メインの教会も、斜塔のデザインを踏襲して(本来は順番が逆なのですが)、かなり細かくて綺麗でした。
現地で驚いたのは、その傾き。写真でも、映像でも見ていました。だから、大体の予想はついたのですが、実際に現地で見ると、かなり傾いているのです。
なんとも説明が難しいのですが、「思ってたよりも傾いている」のです。
上の写真には、青々とした芝生の上で、太極拳のようなポーズをとっている方がいます。これは朝の公園ではありません。よくよく見ると、手前にはカメラを構えた人々。
斜塔とコラボした写真を撮っていたのです。遠近感を逆手にとって、倒れてくる斜塔を支えているのが定番のよう。
そこで、旅の恥はかき捨て、ということで僕もやってみました。
・・照れております(笑)支えているというか、触っているというか。
そしてnoteではじめての顔出し。旅先に必ず持っていていたカーキのパーカーを、ここでも着ていました。どの国に行っても、目立たず、個人的には落ち着くことのできた服です。
イタリア旅は、何かとはじめてのことが多く、楽しすぎました。海外に行くと、日本が外側から見られるような気がします。
この記事が参加している募集
最後まで読んでいただき、ありがとうございました! サポートは、僕だけでなく家族で喜びます!