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この素晴らしい世界

彼の笑顔に励まされたり、癒された人は多いはずです。

僕も、そのひとり。彼の名前は、サッチモこと、ルイ・アームストロング。

久しぶりに彼の笑顔を見つけて、貼り付けられた曲に聞き入ってしまいました。彼の生きざまを、とても清涼な言葉で書き表している記事に出会いました。

僕はトランペットを吹いていたのですが(いつでも復活させたい・・)、彼を知ったのは結構時間が経ってからでした。というのも、どの楽器もそうですが、音色であったりスタイルであったり、その時々の好みというのが、音楽にはつきものだからです。

当時、中学生や高校生がサッチモ好きだったら(もちろんそういう人はいるでしょう)、ちょっと珍しい感じだったと思うのです。

とはいえ、いつかはきちんと聞くだろうと思っていました。

結局、彼の歌声やトランペットを聞き込むよりも先に、彼の代表曲である「What A Wonderful World」を聞き、それを演奏したいと思うようになりました。

僕が所属していた、大学のビッグバンドサークルのリサイタルが年に一度あって、最終学年になると場合により「フィーチャー」が吹けるのでした。

余談ですが、featuring〇〇という言葉は、フィーチャリングと読むのが正解です。似ている単語の、future(未来)ではありません。

そのフィーチャーのための曲として、「What A Wonderful World」のアレンジを編曲家の先生にお願いし、4年生の最後の舞台である、リサイタルで吹かせてもらいました。

僅かばかりでしたが、彼のことを勉強して、歌詞を読んだり、歌われている映像を観たりしました。僕は歌うことはありませんでしたが、言葉と音との似ている部分は大切にして吹きました。

言葉だと意味があるので、短くてもいいのですが、音は音だけで意味を持たせるのは難しく、ついつい長く吹いてしまいがちです。そのあたりの話しは、長くなりそうなので、この辺で。

彼は「What A Wonderful World」を、ベトナム戦争の戦地に赴く兵士たちの壮行会で歌ったという逸話があります。戦争とはなにか、平和とはなにか、若い兵士たちにとって「素晴らしい世界」とは一体どんな世界だったのでしょうか。

ニューヨークの外れに、彼が住んだ家があります。今はミュージアムとして、彼の歴史を物語る施設になっているはずです。ニューヨークに旅行した時、そこを尋ねました。ガイドの方が、「彼は、とても日本が好きだったんだ」と仰っていました。

記事に貼り付けてある映像のサッチモは、かなり痩せています。すでに病気が進行していたのでしょう。最後は歩けなくなっていた・・という彼の家には、階段にリフトが取り付けられていて、痛々しさも感じました。

この曲を聞くと、日常の他愛ない場面が歌われ、Wonderful Worldは、ここではないどこか、ではなく、ここからだよなぁと思うのです。

良い記事に出会えました。

りなるさん、あらためて、ありがとうございました。


#サッチモ #歌 #名曲 #トランペット #フィーチャー #思い出 #好きな曲 #noteでよかったこと

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