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ようこそ、世界一小さい国へ
先日、フォローしているピリカさんが企画している私設コンテストに参加するための投稿をしました。イタリアのローマにある、バチカン市国のシスティナ礼拝堂の天井絵のひとつ「アダムの創造」をもとに、アイデアを広げてみました。
実は、あの冒頭の描写は、僕が訪れた時に感じたことをそのまま書いています。10年ほど前に、GWに家族でイタリア旅行に行きました。妹がイタリアに料理留学していて、その終了のタイミングで家族で訪れたのでした。
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サムネイルに使ったのは、バチカンの広場にある”中心点”。ここに立つと、正面に見える建物の柱が整然と見える(何本も立っているものが、1列に並んだように見える)のです。確か、広場に2つあって、両翼に広がる建物の存在感に圧倒されたことを思い出します。
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柱がたくさん、というのは、下の写真の様子。よく見たら前後2列でした。この写真に写り込んでいる建物の向かって右側から2番目の窓は、毎週日曜日にローマ法皇が姿を見せるのだとか。
僕はあまりピンときませんでしたが、見る人が見れば、それはまさしく神様のような存在ですし、幸せな気持ちになったり、力を得ることができる体験になるのでしょうか。
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旅行の写真の中に郵便ポストを撮ったものがありました。その時には消印もバチカン独自のものだと聞いて、美術館の帰りに出そうと思っていたのに、すっかり忘れてしまったのを思い出しました(笑)
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バチカンにある建物は、そのどれもが大きく、装飾がコッテリとされている印象でした。どれもが石で出来ているなんて聞いて、滑らかで艶やかな彫像たちに驚きました。中でも、サン・ピエトロ大聖堂の雰囲気は、とても印象的でした。外観も大きいのですが、内部が広くて、高い天井の装飾にため息が出ました。
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バチカン市国は独立した国家ではあるものの、領土もかなり狭く、おそらく人口もとても少ない(2019年で、825名とのこと)ため、衛兵はスイス軍が担っているとのこと。バチカンの衛兵のユニフォームは、上の大聖堂のような荘厳な雰囲気とは少し異なる、ポップな色使いで親しみの持てるような色使いでした。
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行列を2時間ほど並んで入ったバチカン美術館は、日本の美術館のイメージとは全く異なる空間でした。壁に一枚の絵画が掛かっていて・・というよりも、ぎっしりと飾られている室内に、絵も掛けてある・・という場所でした。
日本の美術館のように「この絵のタイトルはこれで、この人が描いたんです」みたいな名札もないし、まして解説も貼られていない。でも、古い作品だと分かるし、当時の様子が写真のように描かれていることも感じ取れました。
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写真は暗く写っていますが、日中だったこともあり、とにかく明るい空間が印象的でした。システィナ礼拝堂もまた、想像以上に広く天井も高くにあって、それがフレスコ画で埋め尽くされていることの凄さ・・。日本のお寺や神社の天井画も素晴らしいのですが、システィナのそれは、もう圧倒的でした。高くて距離があるはずなのに迫ってくるような感覚と、空を見上げるような遠さもあって、絵の意味や場面の説明を知っていたらさぞ感動していただろうと思うのでした。
肝心の礼拝堂の中の写真は見つからず、確か撮影禁止だったはず・・と自分を納得させようとしています(笑)
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いつの間にかどんどん高い場所に上がっていたようで、礼拝堂の帰り道はこんなぐるぐるスロープで降りて行きました。ニューヨークのグッゲンハイム美術館を思い出す螺旋スロープ。こちらは、壁に絵はかかっていませんでした。
バチカンは、面積はとてもコンパクトでしたが、とにかく観光客が多い場所、という印象でした。並んでいる行列めがけて、行商やら物乞いやらがやってくるし(と見せかけてスリだったり)、美術館も礼拝堂も芋洗状態でした。見上げた写真が多かったのも、建物の大きさと、天井の扱いの違いに圧倒されていたからかも知れません。
当時は、全く知識なく絵を見ていましたが、きちんと勉強していっていたら、もっともっと時間が必要になっていたかも知れません。あぁ、また行きたいなぁ。
空撮のバチカン・・こんな風になっていたんですね。思わず自分の立った場所を探してしまいました(笑)infocusさん、ありがとうございます!イタリア・・おいしかったなぁ・・ジェラートを毎日何度も食べていました。
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