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曜日感覚
平日の祝日、曜日感覚が狂う。これは多くの人が頷いてくれることかも知れないが、いったいなぜだろう。
僕の場合は、たぶん子どもの頃からその感覚が強いというか、盛大に間違えていることが結構あって、誰かから指摘されてハッとするのだ。
しかも、当日に狂ってしまうことだけでなく、昨日は前日から曜日感覚が狂っていた。帰宅して、翌日の予定を確認している中で「明日、子の習い事はあるっけ?」・・と妻に聞いてしまったところに、上の子から「金曜日だよ!」とツッコミ。
確かに、その日が木曜日だというのはわかっていたはずだが、いつの間にか金曜日になり、翌日は土曜日という発想になっていた。恥ずかしいやら、ちょっと残念だなと思ってしまうやら。
そんなわけで、昨晩は夜更かしをして、noteを読んでいた。創作大賞で受賞されていた作品を読もう、と3人の作品をざざっと読んでしまった。
タイトルも気になるし、カタカナ言葉のバランスがとてもいいなぁと思いながら読んだ。口語と文章のリズムがとても上手で、絵のない漫画を読んでいるような感覚だった。
主人公の親しみやすさというか、可愛げのある雰囲気が、物語の先を知りたくなる魅力があった。
意外というか、とても驚いたのは、この作品が完結していないことだった。具体の応募要項を認識していないが、ここから広がっていく物語に期待、ということなのだろう。
あっという間に、3話読み終えてしまって、続きが気になっている。ここまでで、あらすじの半分くらいか。
イラストからアイデアを膨らませて物語を各部門・・と知っていたけれど、お題のイラストを見ずに読み始めた。
どんどん興に乗って読み進めてしまうくらい、主人公に共感する自分に気が付く。さらには、登場してきた天才への嫉妬と諦めもまた文字として読まずとも、チクチクと読み手の心を刺激する。
高校生の頃、クラスにそんな奴がいた。授業を聞けば内容を記憶する。テストの日は筆記用具を忘れて、誰か(例えば僕とか)に借りて、さらっと満点を取るような奴だった。
なんでみんな満点じゃないの?とさらっと言うような天才ぶりだった。
どんどん緊張が高まって、いよいよ弾けた時、大切な視点に気付かされる。あっという間の読書だったはずなのに、ドキドキと鼓動を感じ、眠気は去って、目が冴えてしまった。
登場したみんなが幸せになっている、そんな未来になっていてほしい。
シルバニアファミリーは、永遠の憧れ。理想の暮らし、理想のお店、それを自らの手で作るという喜びに満ちた作品だった。
授賞式でご本人をお見かけして、穏やかで優しそうな人柄と想像した。この作品以外にも、いくつも作られていて、そのクオリティの高さに驚く。きっかけはなんだったのか、聞いてみたかった。
さまざまに工夫して、考えて、こだわりと(経済的な)手軽さを両立した作品に、ため息が止まらなかった。こんな方が身近にいたら、子どもたちはもっとシルバニアで遊ぶだろうか。
知っているつもりだったけれど、noteは広い。広すぎるから、いろんなクリエイターがいて、きっと出会えない人の方が多くて。
授賞式の夜のことも相俟って、自分の創作ってなんだろう、とか、もっと書きたい、とか思う。
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