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心に残る、絵本を開く #書もつ

子どもが生まれてから、絵本を何冊も読むようになりました。

ほとんどが、保育園や図書館から借りてきた本。もちろん、折に触れて絵本を購入したり、時には誰かからもらったりするけれど、やはり借りてくる方が、質も量も優れていると思っています。

市内にある大きな本屋は、絵本コーナーが充実しています。

表紙を見せて並べている作品数が、とても多い。それは、展示スペースが広いことと、絵本がとてつもないほどの種類があるという、2つのことを感じられるわけです。眺めるたびに、僕は感嘆の声が出てしまうくらい。

余談ですが、この本屋の店名(コーチャンフォー)が独特すぎます。あわせて、店名の説明(和訳:4頭立ての馬車)をしても、皆いちように「だから?」という表情になってしまうのです。北海道がその店の故郷と聞けば、その広さに納得します。


ある日、図書館に本を返しに行って、そのまま空の袋を持ち帰るもの勿体無いので、本を借りようかと書架を巡ってみました。子どもが生まれてから、僕がずっと考えていることの一つに、子どもに本を読んでほしい、というものがあります。僕の、勝手な希望だけれど、果たしてそれはどうやったら叶えられるのかなぁと考えたりして。

とにかく手元に絵本がたくさんあればいいのか・・きっとそれは違う気がします。いつでも読める、それはいつまでも読まない、に繋がってしまう怖さがあります(実際、大人の積読はそこに原因があるような気がするのです笑)。

毎週木曜日は、読んだ本のことを書いています。

図書館で、そんなことを考えながら巡っていたら、こんな作品を見つけました。

作家として活躍している方々が、子ども時代にどんな絵本を読んだのか、気になる人・・・それは僕なのですが、作家を真似せよ、と言う訳ではないけれど、参考になればと思って読み始めました。

人生を決めた1冊、というと大袈裟だけれど、やはり心の中で残っていて、その人の生き方を励ましてくれたり、判断の基準になっていたりするのが面白いなぁと思って読みました。

各界で活躍する大人が10歳までに読んだ本に関するエッセイを書いている作品。それぞれの人は長くないのですが、人数が多くて分厚い作品になっています。

西加奈子や原田マハのような作家だけではなく、棚橋弘至やミムラなど、芸能界で活躍する方々も、作品をあげているのです。みんな、児童文学を読んできたんだなぁと思うし、子にはこのどれかでも読んでくれたらいいなぁと思いながら、それぞれの感想を読んでいきました。

中でも、ジャーナリストの安田菜津紀さんの紹介した絵本がとても印象的でした。現地で目の当たりにしているカメラマンだからこそ、絵本に書かれた風景の意味が深く感じられて、しかも実体験として子どもたちが反応したこと、それは大人であっても忘れてはいけないことだと、強く感じました。

子どものうちに、本を読むことが楽しいと気がつく作品は、やはり伝統的な作品というか、長い間読まれている名作なのかも知れないなぁと、改めて思うのでした。


本を読むことが楽しい!と言う瞬間は、どんな時に訪れるのでしょうか。まさに楽しいを感じている男の子のサムネイル、infocusさんありがとうございます!

#本 #推薦図書 #絵本 #おすすめ


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