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自慢したくなる車椅子。おしゃれは諦めない方がたぶんいい。

はじめに白状してしまいますが、私はおしゃれではありません。「おうち時間」というワードを免罪符にファッションやメイクをサボり、すっかり気の抜けたおばちゃんでございます。はい。

おしゃれはこだわり?

対して夫はおしゃれ、ことファッションに関してはちとウルサイ。本当にウルサイ(こだわりが強い)ので、買い物に付き合うと結構めんどくさい。
シャツの色違い・柄違いで悩む、同じ色のパンツのシルエット選びで悩む、素材はコットンか化繊かはたまたウールかで悩んだりするわけです。

女子か!

いや、そこいらの女子よりもウルサイと思います。
口には出さないけど、そこで私はいつも思うのです。
正直、誰もそこまで見てないよ〜、と。
あなたが気にするほど、周りはそんなに見てないよ〜、と。

けれど夫が「周りからこう見られたい」という見栄だけでおしゃれをしているのではないのはわかっています。
「もともと好きだから」これに尽きるのだということを。

夫と知り合うずっと前、二人がまだ10代後半だった頃、私がライブハウスで熱狂してたとき、夫はお年玉を握りしめて新幹線に乗り、青山のブランド店でシャツ1枚を買うために上京していたそうです。
夫のおしゃれ好きはこの頃からの筋金入りなのでした。
「もともと好きだから今も好き」とてもシンプルなことなのだと思います。
そんなシャレオツ夫は時々こんな言葉をかけられたりするらしいです。

「いつもおしゃれですね〜」
「どこで服買ってるんですか?」

など男女問わずに言われることがあると、ドヤ顔で自慢してくる。
そうだね。服にお金かけてるもんね〜。これで「いつも冴えない服着てますね」とか言われた日には私まで泣くわっ。
うん、ドヤってくれ、思う存分にドヤっておくれ。
冴えない夫より、おしゃれな夫の方が私もいいな。
(自分のことはしっかり棚に上げてますが💦)

自慢できる車椅子

でもって、やっと本題に入りますが、めっちゃドヤれる車椅子でございます。
車椅子って全体的に黒っぽくて、車輪のところには金属のスポークがピカピカしてるイメージがありましたが、これ!👇めちゃくちゃおしゃれでカッコイイ!

HERALBONYというアートライフブランドのコラボも素敵です。
ヘラルボニーは日本全国の福祉施設に所属するアーティストと共に、新たな文化の創造を目指す岩手県発のアートライフブランドです。

障害は、欠落ではなく、絵筆になる。

かならず毎日同じ時刻に、同じ番組を見る。
心地よい言葉のフレーズを、いくどとなく復唱する。
生活の中で繰り返される、
彼らの特性が作品上に現れるとき、
”特性は絵筆に変わる”のです。
障害のあるアーティストの、
異彩を放つ作品をお愉しみください。

亡き父が乗っていたのはごく普通の見た目の車椅子でした。
寝たきりになり、当時まだ元気だった母と一緒に介護施設へ入ったときにオーダーメイドで作った父専用車椅子(なんかシャア専用みたい。言い方だけね)
これから長く使うものだからと思って作ったけれど、残念ながら父は施設入所後、数ヶ月で入院することになってしまったので、せっかくの父専用車椅子を使用した期間はほんのわずかしかありませんでした。

あの頃とはずいぶん進化してるのだなぁという驚きと、こんなおしゃれができるのか!という興奮。
これはいつの日かシャレオツ夫にお勧めしよう。
そして二人でお散歩に出掛けて、
「見て見て!この車椅子カッコイイでしょ?おしゃれでしょ?」
とドヤりたいww。

もし夫よりも私が先に車椅子が必要になったら、絶対これをおねだりしよう。
「だって、ずっと使うものだよ。普通の車椅子よりこっちの方がテンションあがって、きっとお出かけしたくなるはずだよ」
て今からシュミレーションもバッチリですわ。


最後まで読んでくださりありがとうございます!

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