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ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと
小山田 育 | 渡邊 デルーカ 瞳 著
分かりやすく、サクッと読めました。
日本と世界、デザインに関する考え方の違い
■日本においては「見た目の良いものをつくること」と考えられがち。
■海外では、この一連のプロセス全てを指す。デザインとは問題解決の手段。
・クライアント(悩んでいる人)をよく観察する。
・課題や問題点を見極める。
・オーディエンスや時代、市場を考慮する。
・問題解決する方法を柔軟にクリエイティブに考え出す。
・それを可視化し、伝わるかたちに落とし込む。
日本の強みと弱み
■強み:技術力、商品の品質
■弱み:「伝える」ことが苦手
要因
・自己主張や自己表現に不慣れな国民性、曖昧な表現
・重要情報が表現されない言語特徴、感情的に意思決定される
→「伝えるのが不得意」であることを認識し、伝える努力をする。「伝えること」を絞る。
ブランドとブランディングの関係性
ブランド:「焼く」という意味から。品質やオーナーシップを識別するための焼印。→商品やサービスを競合他社から明確に区別し識別させるための名称、言葉、シンボル、デザイン
ブランディング:「強み」や「らしさ」を伝わりやすい特徴として多角的に表現し「このブランドはこういうブランドなのだな」と世界観を直感的に感じられるようにすること。
マーケターとアートディレクターの違い
■マーケター:最大のゴールは「売れること」。数ある商品の中から、より多くの人の目に留まり、多くの情報を伝えること。
■アートディレクター:「売ること」以上に、「ファンになってもらうこと」を意識する。ブランドのメッセージを理解、共感してもらい、ファン、ロイヤルカスタマーを作る。「長く売れるためのブランディング」をすること。