自由奔放な15歳のムスメについて ②
中2の時、学校にほとんど寄り付かなくなった。
理由は色々あるが、その時よく口にした理由は
先生がイヤ
先生は定年退職を2年後に控えた、ザ昭和なおじさん先生。
何度も足を運んでくれて、私からしたら気にかけてくれているのが嬉しかった。
でも、ムスメには刺さらない。
そんな熱血は、ムスメにとってはただの三文芝居だ。
ところがたまに
「明日は学校行くから。」
と宣言する時がある。
そういった日は、決まってお楽しみ行事がある。
遠足だ。
始業式
遠足
体育大会
文化祭
校外見学
終業式
これらは100%出席する。
行事だけ女と命名した。
ある日のこと
ムスメが突然金髪になっていた。
学校も行かんのに、金髪。
親の心の叫び。
怒り心頭だ。
だが、ムスメは
学校に行かないから金髪にしたのだ。
また、ある日のこと。
ムスメが振り返ると、結構なツーブロックになっていたこともあった。
金髪の時も
ツーブロックの時も
友達にしてもらったもんだから、酷い仕上がりで。
結局、美容院に行く羽目に。
金髪の時は、2週間後に控えた遠足のこともあったので、
色を黒に近いものにしてもらったが
やはり明るい茶色だ。美容師曰く染まらないそうだ。
そんな時、
「今日、お家に伺っても宜しいですか?」
とザ昭和が言うもんだから!(あ、担任のこと)
この時ばかりは、三文役者が!っと、罵ってやりたかったが、
あと30分で先生が来る!
きっと、来る!
主人と2人で、ムスメの髪の色を目立たなくするには
どうすれば良いかを模索した。
家の電気をここだけ消す?
机の位置をずらそうか?
ムスメだけ奥の方で座る?
試行錯誤の上で、作戦その①で、先生を招き入れたが
入るや否や
「髪の毛、明るくなってへん?」
と言われた。
あの30分!!(脳裏に粗品の声が聞こえた)
とりあえず家族三人で口笛吹きながら天井をみて、やり過ごしたけど。
今、思えば勝手気ままにしでかすムスメに
必死すぎる私と主人が可愛く思える。
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