【映画】アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd Season 第2章

2024/08/25

出張により川崎で宿泊するので、当然のようにチネチッタで映画。

今回はシャニのアニメ化二期の5678話に当たる放映前公開の本作品。
当然見に行くが、1期の時のような義務感はない。
あるのは期待に満ちた高揚感だけ。

2nd第一章のストレイ加入というパワーで非常にいい位置で安定したシャニアニであったが、今回は前情報からしてノクチル加入の天塵、アンティーカ感謝祭、そして薄桃色にこんがらがってのアニメ化!っつーことでこれを待ってたんだよなぁ~。という気分で見に行く。

構成とアニメの出来でみるとやはり2期に入ってから確実に視聴者層がどういう種類かの認識を変えた感じがすんごいするんだよね。
まず第一に新規層をメイン顧客と捉えていない。あくまでメインは既存からのシャニファンに向けたアニメの製作対応に切り替わっている気がする。
アニメ化ということで新規層の取り込みを狙いたいのもわかるけど、完全に薄いだけのなんも特徴のない作品になった失敗の1期を踏まないぞ。っていう感じで製作してくれるのはそれなりにありがたい。けど多分見たかったのはデレマスアニメだったから不満はないかといわれるとそうではない。

第二に、上述の通り視聴者層をそも変えたことにより、無駄な語りが排除され余白を勝手に想像で埋めることを期待されている気がする。
通してみるとそういったことを感じた。

ノクチル加入の第五話天塵の前半部のみを描き、デビュー→初回仕事での透の対応でノクチルと283が干されるところまで描かれてるがボリューム上どうしても復帰の海祭りまで到達できていない。
が、正直ストーリーとしては十分と思えた。それなりにノクチルのチーム性、彼女たち4人の関係性と空気感をしっかり描いているように見えたので花火のシーンまで到達できないのは現状のアニメ構成上の限界ではあるよな~と思うなどした。
もう何年もやっているキャラということでそこら辺のパワーと仕事上の付き合いの長さも相まって確実にキャラが上手い。ただ、裏を返せば正直声優の再録パワーで成り立っているようなそんな気もするんだけどそれはまぁモノが良ければそれでいい。
幼馴染+幼少の演技はマジでよかった。

海に行こうか。

続いての6話はこの記事を書くまで完全に忘れるくらいのそんな感じの出来でした。
そう、シャニアニオリジナル脚本である。
もう完全に安定の駄目さ、シャニはオリジナルやるな。メインストーリーを進める意味って?って感じだからもう作ってほしくないんだけど作り始めてしまった以上メインは進めざるを得ないのはわかってるけどやっぱ駄目ね~といったところ。
まのちゃんと透の対比を描いたシーンはまぁちょっと良かったんじゃないんですかね(鼻ほじ)。
まじでこの時間、天塵やってくんねーかなぁやってくんねーんだろうなぁ。

7話はアンティーカ感謝祭コミュの通りそのまま咲耶を中心においてアンティーカメンバーのすれ違いを描いている。
いやまーーー感謝祭コミュ当然読んでたけどやっぱ泣いたわ。
ここも完全に視聴者に空隙の想像はキチンと任せているようで、それでいてアンティーカのすれ違いとどうにもならない現状とそれに揺れる咲耶をよく表現していた。
とはいってもまさか咲耶パパ出てくるとは思わなかった。
恋鐘が仕事に出ちゃった後の咲耶のしっぽがしゅん……ってなってしまったところ、しっぽはないはずなのにいまの俺の記憶だと、しっぽはあったことになっている。
やっぱそれなりに3Dキャラでの雰囲気の錬成は本当にうまい。

8話はアルストロメリアの薄桃色だったんだけど、これもまーーーーーーたヤバい。
3人の関係性をほじくり返す様が最高。コミュ見てるときにもやられた!って思っていた『反対ごっこ』が映像化されるとここまでオタクの琴線に効くとは。
ここも、甘奈ちゃんと千雪さんのこの空気感の表現は激烈に強くて最高だった。
それと対比するかのように事務服姿で飲みに行くはづきさんの常識のなさと異質性が途中ギョッとしてしまった。
確かにそらそのカッコは原作通りだけどさぁ、もうちょいあるだろ……一般常識がない女性のように映るんだよね。流石にこれは原作準拠にもほどがあろうに。まぁシャニの自由に動かせるような女性キャラがいないっつー構造的な問題だとは思うけど。
レッスン室で3人座っている中でPがこれからどうするのかを語り掛けるシーンのカットは視線の位置、距離、カメラの位置、マジで最高だった。

…マグカップのギリギリまで注がれたコーヒー。甘奈ちゃん独身限界男性みたいなことするな?って思ってしまったのは内緒だぞ。

各話でつらつらと書いたけど総合的な評価は高い。
て、いうかほかのコンテンツに比べて格段にキャラの声の作りこみが堂に入っているように思える。
そういうのを差し引いたとしたとしても各シーンのカットも非常に良かったので単純にポリゴンがアイドルものに慣れてきただけ?

声優の声の練り方のレベルの高さ多分1期も感じるフシはあったかもしれないけどやっぱ視線はダメな部分注目してしまうと実感。
次回も楽しみなんだけどやはり唯一オリジナル脚本で展開する『無』の回だけが怖い。
これに関しては正直期待はしていないのでダメージとしては軽微かな。

最後に7話、8話に関してはEDが各ユニット専用EDがってのはもうだめそれだけで100点取れちゃう。ずるだよ。
んで7話のOPプリズムフレア、作曲ヒゲドライバー。これだけでもう50000000000点です。

以上。

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