アルコール依存症の女 119
阪神優勝の翌朝、コンビニへ行きスポーツ新聞と酒を買った。父親に似過ぎてしまったことを恨んだ。優勝の余韻に浸りながら飲む。
自宅のテーブルは空きカンだらけで、この数日間まともなものを食べていない。酒の飲み過ぎで胃にスペースがなく食べ物を受け付けなかった。
することもないので飲み続けた。
そのうちに気分が悪くなり、吐き気が治らなくなった。実際に吐く。起き上がるとめまいがする。そのめまいに酔ってまた吐く。終わりのないループ。無駄に「助けてー」と叫ぶ。
異様な発汗、悪寒。もう救助を呼ぶしかなかった。
救急車はマンションのすぐ近くまで来てくれた。生年月日なんかを聞かれるが、一刻も早く病院に連れて行ってほしい。しかし、「酒の飲み過ぎ」という理由があるために受け入れてくれる病院がないとのことだった。
「…申し訳ないんやけど、今の状態やったら家で休んでた方がええと思うわ」救急隊員に諭され、結局自宅に戻った。
※酒の飲み過ぎで救急車を要請するのは良くないことだと重々理解しております。
noteには正直に起こったことや経験したことを記そうと思っております。
今回の記事を読み、不快な気分になられた方にはお詫びを申し上げます。
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