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PM体験入部をすることにしました!

毎月1回実施しているPMとの1on1で、年末年始あたりから考えていた「PM体験入部をしたい」ことをご相談しました。結論から書くと、快くOKをもらえて、早速明日からPMの体験入部をすることにしました!

体験入部とは

私の勤めているサイボウズという会社では、他部署に体験入部をすることができます。最短日数は決まっていないはず、多分。実際、3日間くらいの超短期間の体験入部を受け入れたことがあります。最長は3ヶ月。体験入部期間は希望者と受け入れ側の担当で決めます。「体験」なので通常は断られないと思うんだけど、希望者がイメージしていた業務と、実際の受け入れ部署の業務が結構ずれていた場合などは、話し合いの結果、体験入部見送りになるケースもあるみたい。今回私の場合は、PMと同じkintone開発チームなので、同じチーム内で「別の職種の体験入部をする」ということになります。そんな体験入部もあるわけですね。kintoneチームでは、QAメンバーがPGの体験入部をしたケースもありました。

もともと新入社員が入社時の研修の一環として各部署に体験入部する流れがあったのだけど、それ以外の社員が「他部署を経験してみたい」時は、以前は兼務するか異動するか、そのどちらかしか手段がなかったんですよね。大きく職種が変わる場合なんかは、受け入れる方も異動する方もリスキー。
私がドキュメントを書く部署に異動した時は体験入部制度ができる前で、本部をまたぐ異動だったので、相当な緊張感と覚悟だったことを覚えています。

今まで体験入部は「受け入れ側」になったことが2度ありました。「自分のやっている業務を体験希望してくれる人がいる」のも、とーっても嬉しいものです。そして、体験入部から実際の異動につながることももちろんあります。今のkintoneプロダクトライター4人のうち1人は、体験入部を経て異動してくれたメンバーです!

なぜPM体験入部をしようと思ったのか

まず、PMからの文言のフィードバックを全て聞きたい。という理由があります。私はヘルプの執筆だけではなく、製品の文言を作成する業務もやっているのですが、以前は1人でやっていて、さらに直接PMと話しながら文言を固めていくことが多かったんですよね。コロナ禍で出社しなくなり、コメント欄やZoomのみでやり取りするようになり、もうちょっと能動的に文言タスクに関わりたいとずっと思っていました。かつ、ライターも増えて文言タスクを分担するようになると、自分が検討する量も減ってきます。
「学習機会が少なくなるから、うまくいかなかった文言など、きちんと振り返っておいたほうがいいですよ」とPMから言われていて、実際ライター内でふりかえりはしているものの、ふりかえりの時間は有限で、ゆっくり「この文言はどういうフィードバックがあって、どう問題だったのか」を突き止めることが難しい。「文言をレビューする立場、フィードバックする立場」に入って文言を学んでみたいとずっと思っていました。全文言のフィードバックの場に入ることで、文言検討スキルをあげたいです。

2つ目はバックログ作成や、開発計画の作成をがっつり見てみたい。という理由。私、とにかく「開発が好き」なんですよ。ものづくりが好き。入社時の面接でも、その気持ちを(むしろそこだけを)話した記憶があります(もうずっと前だけど)。
kintoneはアジャイル開発なので、バックログという形でPMが機能の要件をまとめて行きます。ユーザーストーリー、受け入れ条件、機能が作られる背景となった情報、実装上の注意、デザインイメージ、文言イメージなど。それらがバックログアプリのレコードにまとめられていく。私もkintone開発チームなので、毎日打ち合わせでバックログの紹介をPMから聞いています。だけども、より根源の、機能を検討している場に入ってみたかった。
コロナ禍の前はPMと席が近かったので、検討している様子が聞こえてきていました。今はすっかりそれがなくなってしまった。コミュニケーション貯金が減ってしまった。だったらこちらから飛び込んでいきたい。

また3つ目として、PMとPG、PMとデザイナーなどのやり取りを再び聞きたいという気持ちもありました。これもコロナ禍の前は、席で話している様子や、Zoomの話し声がいくらでも聞こえてきていたんだけど・・・。kintoneチームはリアルコミュニケーションが活発だった分、この1年で欠けてしまった情報が多くあります。別の形で取り戻すぞ。
PMとPGは実装の相談をするわけですが、製品開発を知るうえで、こんなに面白くて学びの多い場はないんです。こう実装したらこんな懸念がある、じゃあやめよう、そのくらいの工数なら実装しよう等。そういうやり取りを経て機能が作られていくのはとってもわくわくする。
文言もデザインのひとつなので、PMとデザイナーの話し合いは文言の観点からも学びが多く、ぜひ聞きたい。

kintone PMの体験入部は、去年から何人も参加していて、社内でかなり盛り上がっている体験入部です。同じように体験入部にきているメンバーが、同じPMの思考に触れてどのように考えるのか、その辺を知ることができるのも楽しみです!

冒頭に書いたように、PM体験入部は明日からです。ご相談した今日は、PMが「大石さんが明日から体験入部します!」と告知を相談の場で早速書いてくれて、Zoomのグループチャットに追加してくれました。このスピード感が嬉しい。ただ「聞く」から「理解する」に持っていくのが大変なんだよ、ということも言われて、気が引き締まりました。明日から、PM体験入部用スペースで分報を書いていきます。わくわく。

実際どう体験入部するのか

PMがバックログを検討している場に一緒に参加させてもらい、PMの考えを学ぶというのが1番です。ライターの業務も引き続きやるので、体験入部6割、ライター業務4割くらいかな。この辺はまだ手探りなので、やりながら調整していくつもりです。


開発が好きです。コードは書けない私でも、開発が好きなんです。kintoneの機能が作られる大元の場所を見ることができるなんて、とっても嬉しい。
1on1で「体験入部来たらいいんじゃないですか」とOKもらった後、何度も「嬉しいー、嬉しいー」って喜んじゃいました😀

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