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絵は描けても音楽は作れない私がSuno aiで作曲してワクワクモヤモヤした話

Suno aiは音楽を作ってくれるAIです。
誰でも簡単に良い感じの音楽が作れてしまいます。
って、まさか(笑)
と思っていたのですが。
何とも味わい深い音楽ができてしまったのです。
↓これ、音楽を流しながら表示できないかなぁ。

音楽はできたらいいけど表現するスキルがありません。
何度か手を出してみたけれど、なかなか・・・難しい。
詩はよく書いていて、メロディをつけたり口ずさんだりしていたけれど、いかんせん楽器が使えない、歌も下手とあっては、とても外には出せなくて。
でも、このSunoは、その境界を簡単に飛び越えちゃいました。

そして、AIのサポートで英訳もしました。
越境もいきなりワールドワイドです。
ボーカロイドの発音は私よりずっと上手だし(苦笑)
何よりAIは英語仕様なので、日本語より理解度が深い気がします。

英語の翻訳、単純にAIにお任せしてもなかなか一発でコレと思うものができるわけではなく、何度も翻訳ツールを行き来しながら、結局手動で作り上げています。
英語の能力もやっぱり必要なんだなぁ。
とはいっても、私の英語力も乏しいので、これで良いのかどうかはわからないのですが。
英語の歌の方がしっとりと、胸に響く気がします。
日本語の歌はちょっと若い人向けかな。

絵に関しては、AIが入ったものと人間が描いたもの、何となくわかるんですが、音楽に関しては全然わかりません。
これ、音楽畑の人には曲がAI生成かどうかわかるんでしょうか。

絵を描けなかった人たちがAIで絵を描くのに夢中になっているのを微妙な気持ちで眺めていたのですが、ジャンルが変わるとまぁ楽しい。
音楽が作れなくても作れてしまう。
AI絵を描く人たちも、こういう風に楽しんでいるのかな。
AIは創作の越境というか、ダイバーシティというか、人間の創作力を拡張していくのかもしれないなぁと思いました。

でもこのSuno、無料でも不便はないのですが、それだと自分で著作権が持てないようです。
有料にすれば権利を持つことができて、それに付随して商用利用的なことも可能になる、と。

商用利用なんて考えていなかったけど、
音楽は確かに勝手に作ってもらったものだけど、
でも、歌詞は自分のオリジナルなのです。

それでも著作権がない・・・

それは、私にはとても辛いことでした。
自分でも驚くほど、私は自分の作ったものには自分のものだというこだわりを持ちたい、と思う人間だったらしい。

猛烈に。

なので、Sunoに課金しました。(←オイ)

次は、できることなら、音楽につける絵を動かしてみたい。
絵を動画にできる、できるだけ簡単なアプリ、ソフトウェアはどれなんだろう。
まさか動画は無理と思っていたけれど、やってみるのってアリなのかも?と思い始めている自分に驚いています。
これがAIのもたらす創作力の拡張、って奴かもしれないなぁと思いつつ、まんまと色々はめられている気がしないでもない。

■ ■ ■ ■ ■

・・・と、ここまでがワクワクの話。
以下はその後モヤモヤしてしまった話になります。

無料で作った歌には著作権がない、ということで、課金して再び曲を作ろうと思った、というのがこれまでの流れ。
一瞬で音楽が作れていたものだから簡単に考えていたけれど、これがなんとも大変だったのです。
何しろ気に入った曲ができてこない、できてこない、できてこない、できてこない・・・
100回以上、繰り返したはず。
それでも、できない。
だんだんとヴォーカルの音声が壊れてきている?な感じになり、音楽も新鮮味が失われて、メロディも覚えられない有様に。

そして、たぶんだけど、最初に聴いたフレーズが頭に残っている、というのも大きな原因の一つかなと思います。
印象的なフレーズ、繰り返し流れてくるメロディ、それによって引き起こされるある種の感情を、何度も体験できる、そういう類のもの。
100曲作ってくると、そういうのが失われてくるんだなぁ・・・
ゲシュタルト崩壊っていうんだっけ。

そして音楽で楽しみたいのは、そういう何度も繰り返し体験できる感情で。
毎回新しいメロディなんていらなくて。

なので、人間が作る音楽はやっぱり良いなぁ・・・という当たり前のことを思ったり。
まだ始めて1ヶ月も経ってない私が言うのもアレですが。

Sunoで思ったのは、あんまり何度も作らせない方が良さそうだな、ということ。
そして設定もしない方が良い感じでした。私の場合。
設定をすると、能力が部分的に制限されてしまって、残った部分で生成しているのかな、という感じがあるのです。
上手にプロンプトを書ける人は上手く作れるのかもしれませんが。

AIに描かせた絵もそうなのですが、同じテーマを何度もやらせると画が破綻してくる感触があります。
単純な図形になってくる傾向も。
指示も思ったようにはできないし、どこかを残したままこっちをアレンジしてほしい、というような要求は、たいてい残念な結果に終わります。
でも、何も期待しないで適当にお願いすると、一発で良い感じのものを出してくれます。
でも、その一発が最後。
たまたまヒットした最良のもの。
たぶん、それ以上描けない(気がする)。
AIの描く絵はそういう感じなのですが、Sunoもそうなのかな、と思い始めています。
あくまで、今の時点での話だけど。

それでも、AIの力はやっぱりすごい。
ChatGPTを使うことが多いのですが、どんな質問にもすぐに的確な答えが返ってきます。
鵜呑みにしないようにと自制するのがだんだんと難しくなってくるほどです。
英語の微妙なニュアンスを訊くのにも重宝しています。
英語に挫折した時に、誰に聞いても答えてくれなかったことを、例文を出して答えてくれる。
素晴らしすぎるぜ!

AIから求める答えを引き出そうとあれこれするうち、自分は何を求めているのか、人間は何を求めているのか、なんてことを、つきつめて考えざるを得なくなっている気がします。
技術の発展は止まらないものだから、上手に仲良く付き合っていける形を作っていけるといいのかなぁ。

本来の詩はこれでした。
歌にするために少しアレンジしました。


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モモリ スウ
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