がんばりすぎない、それができた。
先日、はじめて社会人サークルへ参加した。
なんと、”山登り”サークル。
以前に、富士山に登ったことがあって、それはもう登っている時は苦しくて仕方がないのだが、それでも自然に魅了され、山頂からの爽快な景色が見たくなって登りたくなるのだ。
山登りって、不思議だね。
実は今まで何回も参加しようと試みてきた。
が、基本的にインドアで人付き合いが面倒に感じてしまう私は、何かにつけて「いやあ、体力ないし鍛えてから…」「知らない人だと気を余計に使ってしまうしな…」と言い訳して避けてきた。
しかし、今回はブログも始めたことだし、新しいことにチャレンジするぞ!となんだか燃えていて勢いよく、参加希望メールを送ったのだった。
当日、電車に乗っている間に読もうと持ってきた、家にある一番軽い本、ヘミングウェイの『老人と海』。緊張でまったく読む気にならず。
この時点で、やっぱり帰ろうか…と考えだす。
いやいや、まあまあ、集合場所に行ってみてから決めてもいいよね。
集合場所に着くと、それらしい登山スタイルの男女が数人いた。
勇気を出して、声をかけると気持ちよく挨拶をしてくれたのだった。ここは一つ、元気よく挨拶しておかねば…!とはきはきと、よろしくお願いします!と言った。
そう、私は見た目は社交的な人間なのだ。そして、帰宅後に気疲れしすぎてベッドにぶっ倒れるタイプ。
だから、今日は決めてきたことがあった。
今日は山登りが目的である。気を遣って話をしたり、盛り上げようとしたりしないぞ。こっそり混ざって、一番後ろについて行くくらいでよしとすべし。
が、十数人で登り始めて、少しすると私は注目されることになってしまったのだ。。。
今回、登った山は初心者向けと聞いていた。だから参加してみようと思ったわけだが、私にとっては、結果、めちゃくちゃキツかった。自分がここまで体力がないとは思わなかった。
だんだんしんどくなってきてしまい、隣の人と話す気力もない。そうなると、こちらも申し訳なくなる。階段が多くて、どんどんスピードが遅くなる。前の人と距離がどんどん開いてしまう。
幹事がたびたび私のために休憩を入れて、毎回、大丈夫?と声をかけてくれる。さらに、そんな私を見兼ねて、女の子がポール(登山用の杖)を貸してくれた。男性陣がリュックを持ってくれた。
いつもの自分なら、遠慮して断るところだが、それどころではない。お言葉に甘えさせてもらった。
結果、私だけ身一つで登ることに。
ああ…体力のなさが恥ずかしい…。
今日はここまで。つづく。